Audible

「その手をにぎりたい」

何冊目かの柚木麻子の本をAudibleで。 「その手をにぎりたい」 柚木麻子 著 Amazon.co.jp 東京でOL生活をしていた24歳の青子は、都会の生活に見切りをつけ実家に戻りかんぴょう農家を手伝うことを決意。送別会にと社長に連れていってもらった銀座の高級寿…

「百花」

映画化もされましたね。原作をAudibleで。 「百花」 川村元気 著 Amazon. co. jp 女手一つで自分を育ててくれた母親百合子との間の溝を埋められないままの一人息子泉。自身が既に結婚しもうすぐ父親になろうとする矢先、一人暮らしの百合子が認知症と診断さ…

「カラフル」

この作者が面白かったので、別の作品を…とAudibleで聞き始めると、以前ドラマ化されたのをちらっと観た記憶が。当然オチもわかってはいたのですが改めて。 「カラフル」 森 絵都 著 Amazon.co.jp 生前に犯した罪によって一度輪廻のサイクルから外された「ぼ…

「最後は臼が笑う」思わずクスッとなる関西女のお話

サクッと読める短編。Audibleで。 「最後は臼が笑う」 森 絵都 著 Amazon.co.jp 友人の桜子は39歳の公務員。生まれてこの方妻子持ちや借金持ちなどロクでもない男ばかりと付き合っており、騙されたり貢がされたりばかりの人生。しかし当の本人は「悪い男ほ…

「墨のゆらめき」書の世界をテレビドラマのような設定で

久しぶりの三浦しをんをAudibleで。最後まで楽しく読めました。 「墨のゆらめき」 三浦しをん 著 Amazon. co.jp 都内の老舗「三日月ホテル」に勤務する続力(つづき・ちから)は、実直そのものでよく人から声を掛けられたり頼み事をされてしまう程人の良さが…

「やさしい訴え」クラシックの音楽と楽器と男女のお話

短編集が良かった小川洋子を又読みたくなったので。今回もAudibleで。 「やさしい訴え」小川洋子 著 Amazon.co.jp 不実な夫との生活から逃れ山間の別荘に移り住んできた、カリグラフィーの専門家である「わたし」。突然楽器を弾けなくなった元ピアニストで今…

「1日誰とも話さなくても大丈夫」一人で生きていく力強いアドバイスになるかな?

サクッと気楽に読みたいなと思って選んだ本作。期待通りであっと言う間に読了できました。Audibleで。 「1日誰とも話さなくても大丈夫 精神科医がやっている 猫みたいに楽に生きる5つのステップ」鹿目将至 著 鳥居りんこ 取材・文 Amazon.co.jp 長いコロナ…

「放課後の音符」17歳女子たちの感情を細やかな表現で

一時期山田詠美をよく読んでいた頃があり、熱血ポンちゃんシリーズまで手を出していて、本作も既に読んだものと思っていましたが意外に未読でした。Audibleで。 「放課後の音符」 山田詠美 著 Amazon.co.jp もはや子供ではないけれど「大人」にはなり切れて…

「ハンチバック」

ずっと気になっていた作品で、やっと読み終えました。文學界新人賞・芥川賞受賞作。Audibleで。 「ハンチバック」 市川沙央 著 Amazon.co.jp 重度の筋疾患(ミオパチー)を患い、電動車椅子と人工呼吸器を日々の生活を送ることができない釈華。親が遺産とし…

「月の立つ林で」月にまつわる5つの優しい話

気分が少々「しんどいな」と感じる時に読みたくなる作家さん。期待を裏切らない読了感でした。Audibleで。 「月の立つ林で」青山美智子 著 Amazon.co.jp 長年勤めた病院を辞めるも就活がままならない元看護師、芸人の夢を捨てきれない男、結婚を控えた娘を巡…

「カレーの時間」手軽だけど鉄板の味で繋ぐ家族のお話

本屋でランキングに入っていたのを見つけて。Audibleで読んで見ました。 「カレーの時間」 寺地はるな著 Amazon.co.jp 昔気質で頑固な祖父義景は女性蔑視な発言が多々あるまさに「昭和世代」な人間。孫息子の桐矢は女性ばかりに囲まれ育った繊細で綺麗好きな…

「むらさきのスカートの女」曖昧な存在に見え隠れする不思議な狂気

何だかホラーっぽいタイトルに惹かれて。内容はホラーというより奇妙な印象でした。芥川賞受賞作。Audibleで。 「むらさきのスカートの女」 今村夏子 著 Amazon.co.jp 近所に住みいつも紫色のスカートを穿いていることから「むらさきのスカートの女」と呼ば…

「汝、星のごとく」瀬戸内の自然を舞台にした物語

GWの旅行の事を書く前に、新幹線やホテルで幾つか読んだ本の話などを。本屋大賞受賞作。「流浪の月」も読んだので雰囲気は何となく想定しながら。Audibleで。 「汝、星のごとく」 凪良ゆう 著 Amazon.co.jp 美しく風光明媚だが閉鎖的な瀬戸内海の島で暮らす…

「究極の疲れない脳」で脳疲労を避ける生活ができるか

何だかちょっと疲れ気味だったので、疲れないでサクッと読めそうなのを選んでみました。Audibleで。 「究極の疲れない脳」 Amazon.co.jp なんだか頭が「だる重い」、ぼうっとしてヤル気が出ない、寝たはずなのに疲れが取れない、などまるで何かサプリメント…

「我慢して生きるほど人生は長くない」タイトルに実感しつつ読みました

店頭で気になった一冊。人生折り返しを過ぎたであろう自分には「染みる」タイトル。Audibleで。 「我慢して生きるほど人生は長くない」 鈴木裕介 著 Amazon.co.jp 心療内科医として多くの患者を診て来た著者。生きづらさを感じながら我慢を重ねて来た人々を…

「エゴイスト」観る前に読みました

映画を観たいと思いつつタイミングが会わないままで取り急ぎ原作から読んでみる事に。Audibleで。 「エゴイスト」 高山 真 著 Amazon.co.jp 中学の頃母を亡くした浩輔。イジメに耐えつつ同性愛者である事を隠しながら生活していたが、やがて進学し上京。東京…

「自由への手紙」日本へ向けたメッセージだけど台湾の「今」が見える本

台湾の最年少IT担当大臣として、そしてコロナ禍のマスク配布システムをスピード構築した功績で、一躍有名になったオードリー・タン。クーリエ・ジャポンによるインタビューが纏められたのが本書。Audibleで。 「オードリー・タン 自由への手紙」 クーリエ・…

「気にしない力」たくさんの人が「気にしている自分」を気にしていることを改めて知る

本屋さんに平積みされていました。売れてますね。試しに聞いてみることに。やっぱりAudible、お手軽で助かるわ。 「精神科医Tomyの気にしない力」 精神科医Tomy 著 Amazon.co.jp 存じ上げなかったんですが、YouTubeやVoicyで人気の方なんですね。前知識無し…

「「80歳の壁」を越える食事術」好きなだけ食べて体力・気力十分なおばあちゃんを目指す

以前読んだ和田秀樹氏の「80歳の壁」 minonoblog.hatenablog.com 高齢者になったら、何でも好きに生きてストレスフリーに暮らして生きましょう!と言う内容でした。 今回は「食事」を通し、いかに健康的な生活が送れるかを、リハビリテーション専門医であ…

「パン屋ではおにぎりを売れ」思考法を見直して発想を転換させられるか

タイトルからもわかるようにマーケティングの本ですね。かなり昔「ステーキを売るなシズルを売れ」という本がありましたっけ。いつも思うけどタイトルって大事だわ。 「パン屋ではおにぎりを売れ」 柿内尚文 著 Amazon.co.jp 柿内尚文氏は以前読んだ「バナナ…

「スマホ脳の処方箋」デジタル社会で最も汎用されているツールを上手に付き合う方法

スマホに依存している自覚はないけれど、スマホを手にしない日はない事を考えると、そのリスクは結構高いのかも。もはや現代病ですね。最近物忘れがひどくなったと自覚するけれど、これもスマホが原因かも…ということで読んでみました。しかもAudibleで聞く…

「Audible完全マニュアル」知らなかった機能の発見で聴く読書の更なる活用を

もうそこそこ使っているので今更感はあったのですが、改めて何かわかるかな、と思って。内容としてはやはりビギナー向けでしたが、意外と知らなかったことも。とりあえずサクッと読んでみました。勿論Audibleで。 「Audible完全マニュアル」 浅見陽輔 著 Ama…

「鋼の自己肯定感」強い精神力の人が更に強くなれる本ではないでしょうか

自己啓発本の中でもここ最近よく見かけるキーワード「自己肯定感」。しかもハガネだそうです。カバーの絵もキャッチー。Audibleで。 「鋼の自己肯定感」 宮崎 直子 著 「自分に自信をつけて自己肯定感を高める」「性格を変えれば自己肯定感を得られる」など…

「寝たまんまヨガ」聴きながら寝落ちするシアワセ。アプリでもAudibleでも

数年前にひどい目眩を経験しました。耳の状態が原因だったのですが、それ以外にも圧倒的に睡眠時間が不足していて慢性的に疲労状態だった事もあり、以来出来るだけ睡眠時間を取るよう心がけています。 しかし寝付きの悪いのが悩み。これまで枕を変えたり、ア…

「人は話し方が9割」やはり話し上手は聞き上手でした

割と長く売れている本ですね。本屋でよく見ましたが私はAudibleで。 「人は話し方が9割」 永松 茂久 著 Amazon.co.jp 先月TVに著者の永松氏が出ているのを見ました。たこ焼き屋から起業し飲食店経営者としての経験から、人材の管理と育成という点で、従業員…

「飲茶の「最強!の」ニーチェ」入門書からその思想を実生活に落とし込めるか?

昨年から始めたAudible。お陰で「読書」の概念が変わったような気がします。以前は積極的に手にしなかった本も気軽に読むようになったのは、自分としては一番のメリット。 もちろん「聞く」だけでは物足りない場合もあり、そんな時には素直に本屋や図書館で…

「おいしいごはんが食べられますように」

タイトルからハートウォーミングな癒し系の本かと思っていたら、一癖ありました。芥川賞受賞作をAudibleで。 「おいしいごはんが食べられますように」 高瀬隼子 著 主人公二谷はソツなく仕事をこなす独身の男性社員。同じ職場にいる芦川さんは可愛らしく見る…

又吉先生に感化され、改めて太宰を読んでみる

太宰治を愛してやまない又吉氏。彼のYoutubeチャンネルでは度々(というか頻繁に)太宰が取り上げられています。 太宰かぁ…昔そう言えば読んだけれど。もう記憶の彼方なので改めて読んで(読み返して)みようと思います。 ちなみにこれは太宰行きつけ鰻屋「…

「旅する練習」自然や仏教にも触れて時間がゆっくり流れるようなロード・ノベル

先日読んだ雑誌「スピン」の中のエッセイで紹介されていた一冊。三島由紀夫賞と坪田譲治文学賞を受賞、芥川賞候補にもなった作品(だったのをすみません、知らなかったのですが)をAudibleで。 「旅する練習」 乗代雄介 著 小説家の「私」は、コロナ禍で春休…

「孤独を生きる」超楽観的な「孤独」との向き合い方を読んで

とても久しぶりの齋藤孝氏の著書。Audibleで読んでみました。 「孤独を生きる」 齋藤孝 著 一時期子供がまだ小さかった頃に、子供の学習関連で著者の本を何冊か読んだ記憶があります。「勉強のチカラ!」なんかは面白かったなぁ。「なんで勉強しないといけな…