2022-01-01から1年間の記事一覧

紅白を横目にお蕎麦を食べておせちを作っていつもの年越しです

今年もすでに大晦日。 おせちもお雑煮も年に一回なので段取りを思い出すのに時間がかかり、やっぱりギリギリまで一人バタバタの一日でした。 でも珍しく家族が掃除やゴミ捨てを積極的にやってくれたので、台所に専念できたのがまだ有り難かったかな。 紅白チ…

「ショーシャンクの空に」今年最後に映画館で観たのは希望を失わないタフさが感動の映画でした

多分年内最後の映画館での鑑賞作品でしょう。目黒シネマにて。 「ショーシャンクの空に」(1995年) 映画.com 妻とその愛人の殺害という冤罪で服役する銀行員アンディ(ティム・ロビンス)。何十年もの刑務所暮らしの中で、時に受刑者からの執拗ないじめ…

「パルプフィクション」バイオレンスもユーモアも遊び心も満載のタランティーノ映画

年末の見納めという事で二本立て行って参りました。目黒シネマにて。 「パルプフィクション」(1994年) 映画.com ギャングのビンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)は裏切り者の青年の家から盗まれたトランクを奪…

「映画を早送りで観る人たち」効率重視で得た情報で望む個性は手に入れられるか

岡田斗司夫氏が以前おすすめしていた本を配信を待ってAudibleで。 「映画を早送りで観る人たち」稲田 豊史 著 Amazon.co.jp スマホやipadで気軽に映画を楽しめる若者たち。早送りや10秒飛ばしを駆使し本数消化をこなす。時にネタバレで予め内容を把握した上…

「恋人たちの予感」観る度にクリスマスに聖地巡礼したくなるNYの魅力を鉄板のラブコメで

クリスマスですね。この時期いろんな映画が観られると思うのだけれど、自分の鉄板はこの一本。ジングルベルが鳴る頃になると決まって思い出し、今年もやっぱりポチッと一人何度目かの鑑賞をアマプラで。 「恋人たちの予感」(1989年) Amazon.co.jp シカ…

「マイ・プライベート・アイダホ」

前から観たかった一本。大好きな2人が出ている作品をアマプラで。 「マイ・プライベート・アイダホ」 映画.com ポートランドの路上で男娼をしながらその日暮らしのマイク(リバー・フェニックス)は、極度に緊張すると眠りこんでしまうナルコレプシーが持病…

「新しい国へ」美しい国を目指したその考えに改めて触れてみる

いつか読むかな、と思いつつ後回しにしていたら、まさかお亡くなりになってから読む事になるとは。目指しておられた事を改めて文字で追いたくて手に取ってみました。 「新しい国へ 美しい国へ 完全版」 楽天ブックス そろそろ「今年の10大ニュース」など発…

「JK、インドで常識をぶっ壊される」今どき女子高生の素直でまっすぐな視点に惹かれる滞在記

タイトルと表紙のイラストでサクッと読める内容かな、と思い選んでみましたが、思いの外良かったです。Audibleで。 「JK、インドで常識ぶっ壊される」 熊谷はるか 著 ごく普通の女子中学生である主人公。来年からは花のJKになれる!と喜びもつかの間、父親の…

「土を喰らう十二カ月」色香ある枯れたジュリーが観られます

昨日レディースデイを利用して観に行ってきました。平日なのに思いの外観客は多く、もしかしてジュリー目当ての方が多かったのかな、と思ったのですが違ってたかな? 「土を喰らう十二カ月」 映画.com 長野の人里離れた家屋で一人暮らしをする作家のツトム(…

「ブエノスアイレス」すれ違う男たちの物語を美しい俳優と映像で

先月のウォン・カーウァイ特集。もう一本観ていました。 minonoblog.hatenablog.com 「ブエノスアイレス」 映画.com 愛し合いながらも何度も別れを繰り返すウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。関係修復の為イグアスの滝に向かう途中又も…

「おいしいごはんが食べられますように」

タイトルからハートウォーミングな癒し系の本かと思っていたら、一癖ありました。芥川賞受賞作をAudibleで。 「おいしいごはんが食べられますように」 高瀬隼子 著 主人公二谷はソツなく仕事をこなす独身の男性社員。同じ職場にいる芦川さんは可愛らしく見る…

「人生の法則」自分の欲求タイプをみると意外に当てはまっていて驚きでした

度々ブログで取り上げる岡田斗司夫氏(Kindleで無料で読めるからというのが理由でもありますが)。少し昔の本ですが面白かったので。 「人生の法則 欲求の4タイプで分かるあなたと他人」 岡田斗司夫 FREEex 著 他人とのコミュニケーションにおいて、「理解…

「ドント・ウォーリー・ダーリン」砂漠の中の完璧なコミュニティーは夢か現実か

仕事帰りの長女と映画館で待ち合わせるシリーズ第二段。今回も冒頭15分くらい見逃しての鑑賞。やっぱり次回からは別々に入りますか… 「ドント・ウォーリー・ダーリン」 美しい住居、贅沢な暮らし。主婦として完璧な生活をおくるアリス。夫ジャックと共に何…

又吉先生に感化され、改めて太宰を読んでみる

太宰治を愛してやまない又吉氏。彼のYoutubeチャンネルでは度々(というか頻繁に)太宰が取り上げられています。 太宰かぁ…昔そう言えば読んだけれど。もう記憶の彼方なので改めて読んで(読み返して)みようと思います。 ちなみにこれは太宰行きつけ鰻屋「…

「ミセス・ハリス、パリへ行く」幾つになっても美しいものに素直に感動できる人は素敵なのです

とってもチャーミングな女性のお話。「良い人」ばかりが出てくるのだけれどダラダラ感が無い、後味の良い映画でした。 「ミセス・ハリス、パリへ行く」 映画.com 第二次大戦後のロンドン。家政婦のミセス・ハリスは夫戦死の訃報後も気丈に仕事をこなす毎日。…

久しぶりに親子でライブに参戦して来ました!

ライブが好きです(と言っても音楽マニアでは無いので全く詳しくありません)。 学生の頃はさほどでもなかったのですが(お金も無かったですし)、社会人になってから時々行くように。それでも誰それの来日!という時だけなので参加頻度は大した事ないですが…

大学生の演奏でブラジル音楽に触れた1日でした

今日は朝から冷たい雨。そんな肌寒い中次女が大学祭でブラジル音楽のライブをするというので、行ってきました。 長女はダンスサークルに入っていて毎年大学祭のステージを観に行っていたのですが、次女の場合は1回生の時から敢え無くコロナ禍。 学外でもな…

検査や通院で母のサポートをしながら思う事

実家で一人暮らしの母が検査入院することになり、先週は大阪・東京を二往復してその合間にその他諸々の事に対応するという個人的には少々ハードな毎日でした。 電話で話をする範囲では声もしっかりしているので(というか耳が遠いせいで大声になっていて)夫…

「恋する惑星」ポップで斬新な映像と音楽を90年代の香港で

ウォン・カーウァイ4Kレストア版が上映中という事で先日観に行ったところでしたが、 minonoblog.hatenablog.com 8月以降特集を組んでいる劇場「新宿シネマート」で近々特集上映が終了するというので、急いで立て続けに観に行きました。 引用:シネマート新…

お月さまの綺麗な日に、お義母さんにディズニーデビューしてもらいました

関西から遊びに来た義母たちとディズニーシーで過ごしました。 もうクリスマス仕様なんですよね。。 義母にもカチューシャ付けてもらってミッキーと写真を一緒に撮ったり… 来る前は車椅子借りて移動した方がいいかもと考えていたのですが、思っていたよりも…

「帰らない日曜日」女性作家の生涯を古き良き英国の記憶で

先日「わたしは最悪。」との二本立てで観ました。何も予備知識無しに観たのがよかったかもしれない一本。 「帰らない日曜日」(2022年) 1924年3月30日。この日はイギリス中のメイドが里帰りを許されるマザリング・サンデー(母の日)にあたる日…

再びの日光で世界遺産に触れてきました

日光は先月行ったばかり。しかし当日予想外の寒さと既に終わり近かった紅葉だったことから改めて行く事に。朝4:00起きは久しぶり。気合い入れて早起きした甲斐あってとても良い天気の1日でした。 バスを乗り継いで奥日光まで行った前回と違って、今日は…

結婚記念日でした

11月3日は25年目の結婚記念日でした。 当時だいたい11月頃に結婚しようという事だったけれど、「文化の日」にすれば多分忘れることは無いだろうという何か意味のあるようで無さそうな理由でした。 一ヶ月送らせてクリスマスにする、という案も無くは…

「わたしは最悪。」美しいオスロの街を迷える大人が駆け抜ける自分探しのお話

昨日はサービスデイ。いい映画観られたでしょうか。私は二本立てでなかなか良い映画に会えました。 「わたしは最悪。」(2022年) 映画.com 30歳を迎えたユリヤ。成績優秀で医学部に入学するも進路に疑問を持ち中退して心理学に入学。しかし関心が向く…

「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」グローバルなカンニング作戦でスパイ映画みたいなスリルを味わう

サブスク解約前に慌てて見ています。その中の一本。ネトフリで。 「バッド・ジーニアス 危険な天才たち」(2018年公開) 映画.com 成績優秀の為特待生として有名校に転入を果たした女子高生リン。周りは金の力で入学して来た学生らしく、裕福だが成績の…

「明日に向かって撃て」お洒落なセリフと音楽で久々のポール・ニューマンが懐かしすぎた!

よく行く近場の映画館で「ポール・ニューマン特集」をやっていたので。小学生くらいの時大好きだったんです。マセてましたね(笑)。 「明日に向かって撃て」(1969年) 19世紀アメリカ。銀行や列車を襲撃、強盗を続けるお尋ね者のブッチ・キャシディ…

小説に出てきた「真言」について

「旅する練習」のお話をしましたが、作中にしばしば出てくる「真言」。物語にも深く影響するのですが、真言そのものも興味深かったので、もう少しお勉強を兼ねて触れてみたいと思います。 minonoblog.hatenablog.com 真言は、「サンスクリット語のマントラ(…

「旅する練習」自然や仏教にも触れて時間がゆっくり流れるようなロード・ノベル

先日読んだ雑誌「スピン」の中のエッセイで紹介されていた一冊。三島由紀夫賞と坪田譲治文学賞を受賞、芥川賞候補にもなった作品(だったのをすみません、知らなかったのですが)をAudibleで。 「旅する練習」 乗代雄介 著 小説家の「私」は、コロナ禍で春休…

「2046」1960年代の香港の雰囲気にレストアで浸る

先日映画館で観てきました。ずっと観たかったやつです。やっとこれでウォン・カーウァイ三部作観れました。 「2046」 引用 映画.com ウォン・カーウァイの過去5作品が4Kレストアで再上映されるプロジェクトが実施されており全国で順次公開中のようです…

「スピン」期間限定の雑誌で本の良さを改めて感じる

今日実家に帰っているのですが、先日本屋で手にしたこれを連れてきました。久しぶりに「紙の」本を読んでのんびり読書するシアワセ。 「スピン」 引用:河出書房新社 2026年に創業140周年を迎える河出書房新社が、その記念企画として発行したのが、16号限定…