検査や通院で母のサポートをしながら思う事

実家で一人暮らしの母が検査入院することになり、先週は大阪・東京を二往復してその合間にその他諸々の事に対応するという個人的には少々ハードな毎日でした。

電話で話をする範囲では声もしっかりしているので(というか耳が遠いせいで大声になっていて)夫は「お義母さん、元気やん」など言うのですが、少しづつ衰えが加速していく感じがわかります。

記憶力が劣ってくるのに伴って時系列の認識がおぼつかなくなってきているようです。

今回は大腸内視鏡検査で下剤服用が必要な検査だったけれど、当初は私の帰阪を待って当日服用する予定だったものを、何だか「前もって飲まないといけない」と思い込んだらしく勝手に希釈して飲みかけたことから大騒ぎに。

結局前日から入院して検査を受けることになって(もう最初からそうしていれば良かったのですけど今回は3つの医療機関が関与して非常にややこしいことになってしまいました)無事検査は終了。多分結果も概ね良好の様子。

少し前なら勘違いした事でも何回か説明すれば納得してくれていたけれど、今回は終始ちぐはぐでケアマネも数回訪問してくれて話を進めたけれど、最後まで本人は何の入院かわからず逆に不安な気持ちにさせてしまったようです。

何回も言葉を重ねてできるだけ丁寧に話しているつもりでも、なかなか伝わらないと本人もイライラしてくるようで、それをなだめているこっちの声も徐々にトゲトゲしていくような気が。

その母本人は自他共に認めるめっちゃ気が強くて他人に負けるのが嫌いな人。子供に着せる服も運動会のお弁当も、子供が喜ぶより「よそと比べて勝ってなんぼ」の勢い。

昔はそういうところが苦手だったのですが、それくらい気が強いおかげでこれだけ高齢でも気丈に一人暮らしができているのも事実(と、本人も言ってます)。

以前は町内会の役員や民生委員をやっていたので、それなりに社交的だったと言えますが、元々他人とおしゃべりがしたい人ではなく、むしろそんな事は暇な人がするもので自分はそんなヒマ人ではない、という自負というかプライドがあるんですね。

最近は住人が激減したせいで町内会も解散し、知人も少なくなり、話し相手が段々減ってきているので、ますます会話や刺激が少なくなってしまうのが懸念するところ。

ケアマネによれば、民生委員などでキビキビ活動していた人が委員を辞めてすぐ認知症が始まった例も実際あったとか。

…という周囲の心配をよそに我が道を行ってる母。まぁ元気でいてくれれば良いのですが。今週も弾丸の里帰りです。

 

Amazon.co.jp

こんな本を見つけたけれど…役立つかな…