2023-01-01から1年間の記事一覧

「板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh」棟方志功とその妻の半生を東北弁を交えた朗読で

今年最後のAudibleになるかな?と思いつつ。おせち作る手が止まりそうになりながら聞いていました。 「板上に咲く MUNAKATA: Beyond Van Gogh」原田マハ 著 Amazon.co.jp 幼い頃から絵が得意な少年だった棟方志功。初めて目にしたゴッホの絵に感銘し、画家に…

「古本食堂」古本と食の街神保町への愛が詰まった一冊

気になっていた作家さんをAudibleで。 「古本食堂」 原田ひ香 著 Amazon.co.jp 以前に読んだアンソロジーの中で一番気に入ったストーリーの著者。 minonoblog.hatenablog.com Audibleで結構配信されている原田ひ香氏。どれも「美味しそうな」タイトルばかり…

「拾われた男」"偉人でも故人でもないけれど"ドラマ化された男のエッセイ

ドラマを「チラ見」した後にAudibleで。 「拾われた男」 松尾 諭 著 Amazon.co.jp 「何となく」俳優になりたくなって上京。たまたま自動販売機の下で拾った航空券の持ち主がモデル事務所の社長であったことから、同事務所の所属+所属女優の付き人(運転手)…

ブックサンタ:子どもたちに本をプレゼント

「ブックサンタ」という活動をご存知でしょうか。 様々な理由で困難な状況にいる全国の子供達に本を贈る為、NPO法人チャリティーサンタが2017年に書店と連携してスタートさせた社会貢献プロジェクトです。 仕組みとしては、寄付のできる期間(秋分の日か…

「プリティ・ウーマン」

英語のお勉強を兼ねて以前観た映画やドラマを観る事があります。ネットでスクリプトをダウンロードできて会話を再確認できるし。いい時代になったものですね。クリスマスと言えばラブコメ。本作公開当時、私はドイツ留学中。あちらは殆ど全てドイツ語吹替な…

「きれいになりたい気がしてきた」

先日大学生の次女との電話での事。最近とみに顔のたるみが気になるので顔ダンスたらパックたら手を出している旨伝えると、「もう結婚してるのに何のために頑張る必要があるのか」という趣旨の事を言われました。ん…即答できずに何かモヤモヤしたままだったと…

「ほろよい読書」再びお酒が飲みたくなる短編集

お酒にまつわる短編集。Audibleで。 「ほろよい読書」 Amazon.co.jp 5人の作家によるアンソロジー。後先になりましたが続編にあたる「おかわり」を先にいただいていましたw minonoblog.hatenablog.com 「おかわり」同様にそれぞれの作家が各々異なったシチュ…

「私がやりました」フランス語の響きに酔いながらコメディを楽しむ

去る映画の日に観たもう一本の作品。意図的にフランス映画を続けて選んだけど自分としては「アタリ」でした。 「私がやりました」 映画.com パリの豪邸で有名映画プロデューサーが殺害され、容疑者として連行された新人女優マドレーヌ。身に覚えのない事件だ…

「ぼくは君たちを憎まないことにした」

12月1日は映画の日。お安く観させていただく日なのでありがたく活用させてもらいました。ところで来月とうとう還暦を迎える私。晴れてシニア料金で見られます。わーい! 「ぼくは君たちを憎まないことにした」 映画.com 2015年11月13日パリ。ジャ…

鎌倉でお寺巡りしてきました

今週日曜日関東は暑いくらいの冬晴れ。この日鎌倉来迎寺の拝観予約をしていたので一人電車に揺られて鎌倉に。折角なので他にも拝観してきました。それにしても暑かったな… 今回参考にさせていただいたのはこのテキスト。 「関東 会いに行きたい仏さま」 Amaz…

「店長がバカすぎて」

タイトルに惹かれてAudibleで。 「店長がバカすぎて」早見和真 著 Amazon.co.jp 谷原京子ば武蔵野書店の吉祥寺店に勤める28歳契約社員。時給は一向に上がらないのに仕事は激務になる一方。理不尽な客の応対から売上アップへの対策検討まで正社員と変わらぬ勤…

「その手をにぎりたい」

何冊目かの柚木麻子の本をAudibleで。 「その手をにぎりたい」 柚木麻子 著 Amazon.co.jp 東京でOL生活をしていた24歳の青子は、都会の生活に見切りをつけ実家に戻りかんぴょう農家を手伝うことを決意。送別会にと社長に連れていってもらった銀座の高級寿…

「百花」

映画化もされましたね。原作をAudibleで。 「百花」 川村元気 著 Amazon. co. jp 女手一つで自分を育ててくれた母親百合子との間の溝を埋められないままの一人息子泉。自身が既に結婚しもうすぐ父親になろうとする矢先、一人暮らしの百合子が認知症と診断さ…

「カラフル」

この作者が面白かったので、別の作品を…とAudibleで聞き始めると、以前ドラマ化されたのをちらっと観た記憶が。当然オチもわかってはいたのですが改めて。 「カラフル」 森 絵都 著 Amazon.co.jp 生前に犯した罪によって一度輪廻のサイクルから外された「ぼ…

「ベイビー・ドライバー」で音楽とスピード感満載の映像を

アンセル・エルゴート関連で興味があったのでアマプラで鑑賞。予想外に良かったです。 「ベイビー・ドライバー」 映画.com 子供の頃、両親を失った自動車事故の後遺症で耳鳴りに悩まされるベイビー(アンセル・エルゴート)は音楽によって外界から自らを遮断…

地元が賑わっている…かな?

野球なんて全く興味はなかったものの、やはり「日本一」の称号?は凄まじいものです。こんな商店街でもお祝いムードが直撃していました。 生まれ育った地元は阪神タイガースのお膝元。熱狂的なファンも少なくありません。勝ったと言えば騒ぎ負けたと言えば騒…

半蔵門ミュージアムで無料公開の仏教美術品を鑑賞

先日上野で東京国立博物館に行ったその日にこちらにも。以前から行きたいと思いつつなかなかタイミングが会えず(毎週月・火曜休館)やっと念願かなって。 半蔵門ミュージアム 写真出典:千代田区観光協会 半蔵門ミュージアムは、宗教法人真如苑が所蔵する仏…

トーハクの仏像展に行ってきました

今日は秋晴れの中美術館のハシゴ。先ずは東京国立博物館での仏像展を。 「特別展 京都・南山城の仏像」東京国立博物館 東京国立博物館 本特別展には「浄瑠璃寺九体阿弥陀修理完成記念」と副題がある通り、京都の南山城に位置する浄瑠璃寺の国宝「阿弥陀如来…

「最後は臼が笑う」思わずクスッとなる関西女のお話

サクッと読める短編。Audibleで。 「最後は臼が笑う」 森 絵都 著 Amazon.co.jp 友人の桜子は39歳の公務員。生まれてこの方妻子持ちや借金持ちなどロクでもない男ばかりと付き合っており、騙されたり貢がされたりばかりの人生。しかし当の本人は「悪い男ほ…

「レア・セドゥのいつわり」大人の男女の会話をフランス語で

レア・セドゥが観たくてアマプラでヒットしたものを。 「レア・セドゥのいつわり」 映画.com 1987年ロンドン。著名な作家であるユダヤ系アメリカ人のフィリップ(ドゥニ・ポダリデス)は自宅とは別に仕事場にしているアパートがあり、そこには定期的に訪…

久々のセイビでキュビスムに触れる

「キュビスム」と言っても名称は聞いたことがあるだけで良く知らなかった私。今回も「ピカソやってる」くらいの感覚で娘と二人久しぶりの国立西洋美術館に行ってきました。 「キュビスム展 美の革命」 国立西洋美術館 20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョル…

ゴッホのひまわりに会いに行きました

新宿にあるSOMPO美術館で開催されているゴッホ展に行ってきました。 「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」 今回初めて行ったSOMPO美術館はゴッホのひまわりを収蔵する事で知られる所。1987年安田火災海上保険(現損保ジャパン日本興亜)が58億円で落札し…

「墨のゆらめき」書の世界をテレビドラマのような設定で

久しぶりの三浦しをんをAudibleで。最後まで楽しく読めました。 「墨のゆらめき」 三浦しをん 著 Amazon. co.jp 都内の老舗「三日月ホテル」に勤務する続力(つづき・ちから)は、実直そのものでよく人から声を掛けられたり頼み事をされてしまう程人の良さが…

夜中にラジオを聞いていた頃を思い出して

突然の訃報で「昴」がよく流れていましたが、私にとっては谷村新司さん、と言うかチンペイさんと言えばラジオを聞いていた頃を思い出します。 6つ上の姉がいたせいで、「勉強してるから」と親には言い訳しつつ夜中にゴソゴソとラジオを取り出して一緒に聞い…

「マリコ、東奔西走」久しぶりマリコ節のエッセイを

最近、遠ざかっていたAudible。月会費払っているんだから利用せねばと思いつつ滞ってしまいました。こんな状況なので聞き流しできる本で(失礼)と探してこれに当たった次第。 「マリコ、東奔西走」 林 真理子 著 Amazon.co.jp 週刊文春に長期好評連載中のエ…

「オールド・ボーイ」想像以上に「痛い」シーンが多かった…

久しぶりに家に誰もいない夜、何かいい映画やってないかな、と思っていると期間限定特別割引で上映されているのを見つけて。以前にアマプラでチェックしていたままだったのでこれはラッキーと鑑賞しました。まぁ… エグいシーンの多い事。さすが韓国映画です…

「異邦人」意図せずに京都の文化と日本美術を通して京都人に触れる

先月は夏の旅行後のコロナでダウンしてしまった影響もあってあっという間に過ぎてしまい、まともに本を読んでいませんでした。病床にある時こそAudible…と思ったものの実際しんどい時は集中して何かを聴くなんて出来ないものだとわかりました。 さて、これは…

「シュヴァリエ」革命の時代を生きた作曲家

機内で観た最後の作品。全く予備知識なく鑑賞しましたがなかなか見応えありました。 「シュヴァリエ」 映画.com 18世紀フランスのパリ。ジョゼフ・ブローニュ・シュバリエ・ド・サン=ジョルジュ(ケルビン・ハリソン・Jr)は、フランス人農園主と黒人奴隷…

「きっと星のせいじゃない。」切なく哀しいけれど爽やかさも感じるラブストーリー

引き続き機内鑑賞作品。アンセル・エルゴート繋がりで。ところでもう10月になったと言うのにコロナ後なかなか風邪状態から抜け出せません。皆さんくれぐれもお気をつけて。 「きっと星のせいじゃない。」 映画.com 末期の甲状腺がんが肺に転移して酸素ボン…

「ウエスト・サイド・ストーリー」蘇る名作をスピルバーグテイストで

機内で観た何本目かの作品。途中寝る事も想定してストーリーがハッキリわかっているのをチョイス。結果、意外に良くて寝ませんでした。こう言う古典的ラブストーリーはある意味安定してますね。ハッピーエンドじゃないけれど。 「ウエスト・サイド・ストーリ…