アンセル・エルゴート関連で興味があったのでアマプラで鑑賞。予想外に良かったです。
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子供の頃、両親を失った自動車事故の後遺症で耳鳴りに悩まされるベイビー(アンセル・エルゴート)は音楽によって外界から自らを遮断し、それによって発揮する自身の天才的なドライビングテクニックで犯罪者の逃亡を手助けする「逃がし屋」を業としている。ある日カフェで運命の女性デボラ(リリー・ジェームズ)と出会ったベイビーは逃がし屋から足を洗うことを決めるが…
アンセル・エルゴートと言えばこんな映画も観ていました。
さて本作、クリミナル映画ではありながらどこかカラッと乾いて且つあっけらかんとした雰囲気があるのはまるでアニメのようなスピード感ある映像と、何よりも流れる音楽の影響でしょう。
ベイビーが何台ものipodを使い分けながら終始聞いている曲の数々。残念ながら音楽に疎い自分でも何故か懐かしく感じられるナンバーが何とも心地良いです。
主人公が見せるドライビングテクニックのおかげでこちらまで車酔いしそうなくらいの迫力あるシーンに、思わず前のめりになりそうです。
出会った恋人の為犯罪組織から抜けようとするのに、脅されて又犯罪に手を染めざるを得なくなるベイビー。何だかよくある話のようで、「あぁこれは最後殺されて終わるパターンかな」と、何度も彼がピンチになる度に早送りしてしまった私(最近劇場でも恐い場面や思わず目をつぶってしまうシーンでは、無意識に早送りボタンを探しそうになる自分に苦笑w)。
ネタバレですが結局はハッピーエンドなので、もう一度今度はスキップせずに観たいと思っています。
ケビン・スペイシーやジェイミー・フォックスなど渋くて味のある人たちが脇を固めていて、若い恋人たちのピュアさが一層光って見えるようでした。