2023-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「最後は臼が笑う」思わずクスッとなる関西女のお話

サクッと読める短編。Audibleで。 「最後は臼が笑う」 森 絵都 著 Amazon.co.jp 友人の桜子は39歳の公務員。生まれてこの方妻子持ちや借金持ちなどロクでもない男ばかりと付き合っており、騙されたり貢がされたりばかりの人生。しかし当の本人は「悪い男ほ…

「レア・セドゥのいつわり」大人の男女の会話をフランス語で

レア・セドゥが観たくてアマプラでヒットしたものを。 「レア・セドゥのいつわり」 映画.com 1987年ロンドン。著名な作家であるユダヤ系アメリカ人のフィリップ(ドゥニ・ポダリデス)は自宅とは別に仕事場にしているアパートがあり、そこには定期的に訪…

久々のセイビでキュビスムに触れる

「キュビスム」と言っても名称は聞いたことがあるだけで良く知らなかった私。今回も「ピカソやってる」くらいの感覚で娘と二人久しぶりの国立西洋美術館に行ってきました。 「キュビスム展 美の革命」 国立西洋美術館 20世紀初頭にパブロ・ピカソとジョル…

ゴッホのひまわりに会いに行きました

新宿にあるSOMPO美術館で開催されているゴッホ展に行ってきました。 「ゴッホと静物画 伝統から革新へ」 今回初めて行ったSOMPO美術館はゴッホのひまわりを収蔵する事で知られる所。1987年安田火災海上保険(現損保ジャパン日本興亜)が58億円で落札し…

「墨のゆらめき」書の世界をテレビドラマのような設定で

久しぶりの三浦しをんをAudibleで。最後まで楽しく読めました。 「墨のゆらめき」 三浦しをん 著 Amazon. co.jp 都内の老舗「三日月ホテル」に勤務する続力(つづき・ちから)は、実直そのものでよく人から声を掛けられたり頼み事をされてしまう程人の良さが…

夜中にラジオを聞いていた頃を思い出して

突然の訃報で「昴」がよく流れていましたが、私にとっては谷村新司さん、と言うかチンペイさんと言えばラジオを聞いていた頃を思い出します。 6つ上の姉がいたせいで、「勉強してるから」と親には言い訳しつつ夜中にゴソゴソとラジオを取り出して一緒に聞い…

「マリコ、東奔西走」久しぶりマリコ節のエッセイを

最近、遠ざかっていたAudible。月会費払っているんだから利用せねばと思いつつ滞ってしまいました。こんな状況なので聞き流しできる本で(失礼)と探してこれに当たった次第。 「マリコ、東奔西走」 林 真理子 著 Amazon.co.jp 週刊文春に長期好評連載中のエ…

「オールド・ボーイ」想像以上に「痛い」シーンが多かった…

久しぶりに家に誰もいない夜、何かいい映画やってないかな、と思っていると期間限定特別割引で上映されているのを見つけて。以前にアマプラでチェックしていたままだったのでこれはラッキーと鑑賞しました。まぁ… エグいシーンの多い事。さすが韓国映画です…

「異邦人」意図せずに京都の文化と日本美術を通して京都人に触れる

先月は夏の旅行後のコロナでダウンしてしまった影響もあってあっという間に過ぎてしまい、まともに本を読んでいませんでした。病床にある時こそAudible…と思ったものの実際しんどい時は集中して何かを聴くなんて出来ないものだとわかりました。 さて、これは…

「シュヴァリエ」革命の時代を生きた作曲家

機内で観た最後の作品。全く予備知識なく鑑賞しましたがなかなか見応えありました。 「シュヴァリエ」 映画.com 18世紀フランスのパリ。ジョゼフ・ブローニュ・シュバリエ・ド・サン=ジョルジュ(ケルビン・ハリソン・Jr)は、フランス人農園主と黒人奴隷…

「きっと星のせいじゃない。」切なく哀しいけれど爽やかさも感じるラブストーリー

引き続き機内鑑賞作品。アンセル・エルゴート繋がりで。ところでもう10月になったと言うのにコロナ後なかなか風邪状態から抜け出せません。皆さんくれぐれもお気をつけて。 「きっと星のせいじゃない。」 映画.com 末期の甲状腺がんが肺に転移して酸素ボン…