映画

「レディ・マクベス」

引き続きフローレンス・ピューの出演作を。初主演映画です。アマプラで。 「レディ・マクベス」 映画.com 19世紀後半イギリス。17歳のキャサリン(フローレンス・ピュー)は裕福な商家に嫁ぐが、年の離れた夫は彼女に関心を示さず肉体関係を持たない。意…

「ミッドサマー」美しく眩しい風景が恐怖を増幅させるホラー

最近偶然ながらフローレンス・ピューが出演する作品を立て続けに鑑賞。少しぽっちゃり気味で庶民的な顔立ちながら、どの作品でも大きな存在感を見せているように思われます。彼女を初めて観た映画を思い出して。アマプラで。 「ミッドサマー」 映画.com 精神…

「君たちはどう生きるか」久しぶりの宮崎駿ワールド

アカデミー賞効果なのかロングラン上映。そういえば前作「風立ちぬ」も劇場にジブリ好きの娘と劇場に観に行ったっけ。今回は一人で鑑賞。 「君たちはどう生きるか」 映画.com 太平洋戦争、空襲で母親を亡くした眞人(まひと)は、軍需工場経営者の父親ととも…

「オッペンハイマー 」原爆の父と呼ばれた物理学者の栄光と挫折

3時間にも及ぶ超大作。寝るかな、と思ったけれど最後まで飽きる事なく観ました。 「オッペンハイマー 」 映画.com 第二次世界大戦中、優秀な物理学者のロバート・オッペンハイマー は、米政府が主導するマンハッタン計画で、原爆開発のプロジェクトのリーダ…

「コントラクト・キラー」サスペンスというよりもいつも通りのシュールなコメディ

アキ・カウリスマキ監督作品。いつも通りすっとぼけて入るものの、今回はサスペンス要素が。でもあんまりハラハラしなかったけれど。アマプラで。 「コントラクトキラー」 映画.com ロンドンで働くフランス人のレオ。周囲とはそれほど溶け込んでは以内が真面…

「デューン砂の惑星Part2」遥か未来の惑星を舞台に古代戦士のような戦い

スターウォーズ含めSF的なものはあまり積極的には観ないんですが、何せティモシー・シャラメ主演ですから。復習・予習を兼ねてシリーズ前作を急ぎアマプラで観た後に劇場へ。 「デューン砂の惑星Part2」 映画.com 宇宙皇帝とハルコンネン 家の陰謀により、…

「落下の解剖学」法廷劇から見る人間ドラマ

久しぶりに誰もいない週末という事で思い立って映画館へ。先ずは昨年のカンヌでの受賞作。 「落下の解剖学」 映画.com 人里から離れた雪山にある山荘。小説家であるサンドラはインタビューに来た学生に対応するも別室から聞こえる夫が流す大音量の音楽の為中…

「暗殺の森」で評価の高い映像美に触れてみる

「好きな映画ベストXX」で見るとほぼ高い確率でヒットされる有名な作品。今更ですがアマプラで。 「暗殺の森」 映画.com 第二次世界大戦前夜のイタリア。幼い頃自分を犯そうとした運転手リーノを射殺してしまった記憶に未だ囚われるマルチェロ。精神病院に長…

「花束みたいな恋をした」偶然の出会いから別れまでの軌跡

少し前にヒットした映画。本屋さんでも関連書籍が平積みされていた時期がありました。好き嫌いは別にして観ると色々語りたくなる作品。ネットに溢れる感想・解説を読むのも楽しかったです。 「花束みたいな恋をした」 映画.com 東京京王線の明大前駅で終電に…

「浮き雲」悪い事ばかりは続かないよと思いたい

再びカウリスマキ監督作品。これもアマプラで。 「浮き雲」 映画.com 路面電車の運転手ラウリと古いレストランの給仕長イロナは、ローンを抱えて貧しいながらも犬と共に仲良く暮らす夫婦。不況のあおりを受けて突然解雇されたラウリ同様に、経営不振でオーナ…

「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」大真面目にアホらしく

映画二本観て何となく物足りなくて。劇場で三本連続は久しぶり。この軽さが丁度良かったかな。 「飛んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」 映画.com 埼玉県人に埼玉解放戦線により自由と平和をもたらし更に日本埼玉化計画を進める麻美麗(GACKT)は越谷に海を作る…

「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」でキラキラティモシーのミュージカル

「哀れなるものたち」でエマ・ストーンの怪演にあてられた直後、二本目何を見ようか相当考えて選んだティモシーの一本。結果は…? 「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」 映画.com 純粋な心とイマジネーションで「魔法のチョコレート」を作り出すチョコ…

「素晴らしき世界」は優しくて生きづらい世の中か

世間は「PERFECT DAYS」高評価中ですが、映画館行きそびれたままなので、同じく高評価だった役所広司出演作をアマプラで。 「素晴らしき世界」 映画.com 殺人罪で13年の刑期を終え出所した三上(役所広司)。持病の高血圧に苦しみつつも、身元引受人で弁護…

「プリティ・ウーマン」

英語のお勉強を兼ねて以前観た映画やドラマを観る事があります。ネットでスクリプトをダウンロードできて会話を再確認できるし。いい時代になったものですね。クリスマスと言えばラブコメ。本作公開当時、私はドイツ留学中。あちらは殆ど全てドイツ語吹替な…

「ぼくは君たちを憎まないことにした」

12月1日は映画の日。お安く観させていただく日なのでありがたく活用させてもらいました。ところで来月とうとう還暦を迎える私。晴れてシニア料金で見られます。わーい! 「ぼくは君たちを憎まないことにした」 映画.com 2015年11月13日パリ。ジャ…

「ベイビー・ドライバー」で音楽とスピード感満載の映像を

アンセル・エルゴート関連で興味があったのでアマプラで鑑賞。予想外に良かったです。 「ベイビー・ドライバー」 映画.com 子供の頃、両親を失った自動車事故の後遺症で耳鳴りに悩まされるベイビー(アンセル・エルゴート)は音楽によって外界から自らを遮断…

「レア・セドゥのいつわり」大人の男女の会話をフランス語で

レア・セドゥが観たくてアマプラでヒットしたものを。 「レア・セドゥのいつわり」 映画.com 1987年ロンドン。著名な作家であるユダヤ系アメリカ人のフィリップ(ドゥニ・ポダリデス)は自宅とは別に仕事場にしているアパートがあり、そこには定期的に訪…

「オールド・ボーイ」想像以上に「痛い」シーンが多かった…

久しぶりに家に誰もいない夜、何かいい映画やってないかな、と思っていると期間限定特別割引で上映されているのを見つけて。以前にアマプラでチェックしていたままだったのでこれはラッキーと鑑賞しました。まぁ… エグいシーンの多い事。さすが韓国映画です…

「シュヴァリエ」革命の時代を生きた作曲家

機内で観た最後の作品。全く予備知識なく鑑賞しましたがなかなか見応えありました。 「シュヴァリエ」 映画.com 18世紀フランスのパリ。ジョゼフ・ブローニュ・シュバリエ・ド・サン=ジョルジュ(ケルビン・ハリソン・Jr)は、フランス人農園主と黒人奴隷…

「きっと星のせいじゃない。」切なく哀しいけれど爽やかさも感じるラブストーリー

引き続き機内鑑賞作品。アンセル・エルゴート繋がりで。ところでもう10月になったと言うのにコロナ後なかなか風邪状態から抜け出せません。皆さんくれぐれもお気をつけて。 「きっと星のせいじゃない。」 映画.com 末期の甲状腺がんが肺に転移して酸素ボン…

「ウエスト・サイド・ストーリー」蘇る名作をスピルバーグテイストで

機内で観た何本目かの作品。途中寝る事も想定してストーリーがハッキリわかっているのをチョイス。結果、意外に良くて寝ませんでした。こう言う古典的ラブストーリーはある意味安定してますね。ハッピーエンドじゃないけれど。 「ウエスト・サイド・ストーリ…

「アバウトタイム 愛おしい時間について」繰り返すタイムトラベルの中で見つける本当の幸せ

以前から気になっていた作品。日本語字幕が無かったので音声のみで頑張れるかなと思ったけどあっさり吹き替えに切り替えて鑑賞。復路の機内で。 「アバウト・タイム 愛おしい時間について」 映画.com イギリス南西部の海辺で暮らす青年ティム(ドーナル・グ…

「ザ・メニュー」孤島の高級レストランで、奇妙で奇抜なディナーを

往復の国際便でも映画は結構お世話になりました。初見の作品がチラホラあったのでこれはお得だったかも…と思ったのですが、結果は半々といったところですかね。本作は以前に劇場で観られなかったものだったので期待していたのですが… 「ザ・メニュー」 映画.…

「グランツーリスモ 」リアルな映像でシミュレーションしている感覚に

ハワイ島最終日。チェックアウト後ホテルからシャトルバスで最寄りのショッピングモールらしき所に行った際ぶらぶらしながら、まさかの「映画でも観る?」ってどれだけ映画好きなの?と言うかどれだけ我々夫婦非アクティブなんだろう… カフェレストランの奥…

「MEGザ・モンスター2」で暑さも吹き飛ばせるか!

数日の海外旅行中あまりアクティブに動かなかった我々夫婦2人。割と早めにホテルに戻るとTV見ながら「アメリカも割とバカバカしい番組多いよね」など言いながらぐだぐだしていました。 実際やたらチャンネルが多く、なかでも視聴者参加番組の豊富な事。お国…

「雨月物語」に甲斐荘の世界観を垣間見る

先日の美術展で鑑賞した甲斐荘楠音が衣装担当した映画。溝口健二監督作品を全編観るのは多分初めて。アマプラで。 「雨月物語」 映画.com 舞台は戦国時代の琵琶湖沿岸部の村。戦乱の機に乗じ金儲けを企む貧しい陶工の源十郎(森雅之)と、侍になり立身出世を…

「存在の耐えられない軽さ」重い時代を背景に生きた3人の話

作家のミラン・クンデラ氏が亡くなりましたね。 著作と言えば「存在の耐えられない軽さ」しか知らず、それも先に映画を観てから本を英語で読んだ記憶が。でもやはり映画の印象の方が強烈でした。 「存在の耐えられない軽さ」 映画.com 1968年のプラハ。…

「イルマ・ヴェップ」で懐かしのマギー・チャンを

長期休館中の渋谷のミニシアター、Bunkamuraル・シネマ。その再開までの間営業されているBunkamuraル・シネマ渋谷宮下。 大雨の日で傘もささずに迷ってしまいましたが、渋谷駅宮益坂下交差点近く。ビッグカメラの入っているビルにあります(渋谷TOEIがあった…

「逆転のトライアングル」でセレブ達と一緒に無人島に漂流してみる

引越しの段ボールにまだ囲まれて生活しています。当座の暮らしが成り立っているのでま、いっかになりそうで逆にコワイ。。もっと酷い状態時に観に行った作品。お陰で現実逃避できました。 映画.com カールは今ひとつ売れない男性モデルに対して彼女のヤヤは…

「コンパートメント No.6」

もう引越しの荷解きにウンザリし、「ちょっと体調悪いから」と映画館に現実逃避に。あー劇場も久しぶり!しかし7/1から続々と値上げする映画館。二本立て上映の目黒シネマも残念ながら1,500円から1,600円に。物価高の折仕方ないですね。という事で値上げ前に…