「翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」大真面目にアホらしく

映画二本観て何となく物足りなくて。劇場で三本連続は久しぶり。この軽さが丁度良かったかな。

「飛んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて」

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映画.com

埼玉県人に埼玉解放戦線により自由と平和をもたらし更に日本埼玉化計画を進める麻美麗(GACKT)は越谷に海を作る計画を立て、美しい砂を求めて和歌山の白浜へ向かうが、そこで関西の地域格差を目にする。

あらすじ書くのも意味無いかなと思うくらい、説明無用のコメディ超大作。インタビューや舞台挨拶での、出演者の様子から予想していた通り、俳優陣が全員楽しんでやっているのがいいです。

「埼玉」と言いながらホームグラウンドを飛び出し関西ネタを押し通して、「これ、関東の人観て面白いのかな」と若干心配になりましたが、関東住み関西人である私としては、最後まで何にも考えず楽しませていただきました。

「滋賀のオスカル」こと桔梗を演じた杏ちゃんが宝塚男役バリのかっこよさ!GACKTと並んで引けを取らないスタイルで惚れ惚れします。ドラマでもコミカルな役が多いけれど、大真面目に振り切っててコメディエンヌとしてもいい味だしてました。

夫婦共演で何かと話題になっていた愛之助さん、目の前で嫁にラブシーンさせるという、コメディとは言え手を抜かない役者の本気度を見せていたような気がします。

今回関西に「出張」していたせいで、お留守番した形の二階堂ふみちゃんの主要出番が(主役なのに)あまり無かったのは、少々残念だったかも。

「こんな時代だからこそこういう笑い飛ばせる映画が必要」と舞台挨拶で言っていたGACKT。はい、バカ笑いする程ではなかったけど、たまにこれくらいアホらしいのもいいなと思いました。