いざいざ奈良の続き

今年のいざいざ奈良キャンペーンのテーマは「大和四寺」

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JR東海

大和四寺というのは、長谷寺室生寺安倍文殊院、岡寺の、奈良県中央部に位置する四寺のこと。いずれも1200年以上の歴史を持ち、国宝や重要文化財を有する由緒正しきお寺です。

今回お天気も良くなかったことから、既に参拝していた室生寺と位置的に断念せざるを得なかった岡寺を除く、長谷寺安倍文殊院を尋ねました。

実は長谷寺も2回目。しかし今回初めて朝の勤行に参加(その為に直近の宿に宿泊)。朝6時半から始まる勤行は慣れないことから戸惑いながらも無事終える事ができ、その後はご本尊の十一面観音菩薩をご拝観。実はこれも2回目。前回も特別拝観で御御足に触れることができたのでした。今回約一年ぶりでしたがやはり高さ10メートルを超える御本尊は圧巻。改めてその大きさと荘厳さに圧倒されたのでした。

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長谷寺HP

一旦宿に帰ってチェックアウト後、再び長谷寺で牡丹を撮る夫とは別れ私は安倍文殊院へ。

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JR東海HP

桜井駅から南へ20分ほど歩いた所にあるお寺。大化改新の折、安倍一族の氏寺として建立された安倍寺が起源。日本にたくさんいる「あべさん」はその字が異なっても先祖を辿れば必ずこの「安倍」にたどり着くのだそう。あの陰陽師の安倍清明はこの文殊院で出生したと伝わっているそうです。

今回お目当てだったのはこの渡海文殊群像。中でも中央の獅子に乗る騎獅文殊菩薩です。木彫極彩色の騎獅像としては高さ7メートルあり日本最大。鎌倉時代の仏師快慶作とされています。大きさもさることながらお顔立ちも凛々しく精悍。思わず見入ってしまいます。

この他、文殊菩薩に向かって振り返る善財童子の姿はよく書籍などで見る通りに、愛らしい様子でした。

境内内にある金閣浮御堂で安倍晴明像や弁財天像を拝観した後、聖林寺へ。

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聖林寺HP

前回近くまで来ながら断念した聖林寺。この日雨が降り出す中安倍文殊院からてくてく30分以上歩いて辿り着きました。そして念願の十一面菩薩観音立像を拝観することができました。

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本堂とは別の観音堂(収蔵庫)に安置されており、360度どこからでも鑑賞できる贅沢な設計となっています。横からも後ろからも何度も観させていただきました。どっしりとしたお顔と相反するような繊細な指先や衣のドレープが印象的。哲学者フェロノサを始め多くの著名人を魅了した美しさです。

今回もたくさんの美しい仏像や仏画に出会えた奈良の旅。次回は平城京跡も行ってみたいな、と今度は一人旅を目論んでいます…