今年のお正月。元旦は家でまったり（前日何時間かかけて作ったおせちが数分であらかた無くなり、朝から頑張ったお雑煮はあっさり終了した時点でバッテリーが切れたので）うつらうつら過ごし、２日から帰省。それぞれのお墓参りをしたり、ついでに実母の診察付き添いをしたりとバタバタのうちに終わりました…
義父のお墓が京都にあるので、義母たちと待ち合わせてお参り＋お食事で別れた後、思い立って東寺へ。
年末実家に帰った折にTVで東寺をリポートしていた番組を偶然見て、「あれ、京都の五重塔って見た事あったっけ？」
よく修学旅行で京都・奈良を回ると聞きますが（うちの娘たちもそうでした）、関西人の私は小学校は伊勢志摩、中学は信州、高校は黒姫にスキー合宿というコースだったので、実は神社・仏閣巡りを子供の頃にした記憶があまりありません（まぁ行っていたとしても全く興味のなかった子供だったので、多分覚えてはいなかったでしょう）。
さて、今回五重塔もさることながら、東寺は多くのご仏像が祀られている事でも有名。撮影は禁止だったのですが、沢山の貴重な仏様を拝見する事ができました。
先ずは金堂。ご本尊の薬師如来像の両側に日光、月光の菩薩像がおられ、光背上には七仏薬師、台座周囲には十二神将像が施されています。
東寺ホームページ（toji.or.jp）
東寺ホームページ（toji.or.jp）
次に講堂。大日如来を中心に二十一の仏像が安置されており、これが弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅（密巌浄土の世界）とされています。
帝釈天像。イケメンの仏様と言われていますね。
東寺ホームページ
金剛波羅蜜多菩薩を中心とした菩薩像。とても穏やかなお顔ですね。
東寺ホームページ
こちら不動明王。真っ赤な火焔を背負う迫力ある仏像です。
東寺ホームページ
講堂の中心にあるのが大日如来。
東寺ホームページ（toji.or.jp）
そして立体的に曼荼羅を表すようにレイアウトされているのだそうです。
東寺ホームページ（toji.or.jp）
五重塔です。こちらも撮影禁止。内部は古くはなっていますが壁画も残されており、塔の各層を貫く心柱はガラスを通して見る事ができます。
五重塔と言えば、恥ずかしながら一番有名な法隆寺くらいしか知らなかったのですが、今回の東寺も含め国宝に指定されているのが全国で９塔もあるのだとか。京都だけでも３塔もあるので、今度是非訪ねてみたいです。
最後に御朱印をいただいてきました。食堂（じきどう）内でいただく事ができます。食堂でも火災を経て修復・安置されている十一面観音菩薩を拝見できます。
全く興味の無さそうな家族を連れての拝観だったので忙しいことこの上なく、次回は一人でゆっくり来ることを心に誓った日でもありました。
