映画

「コンパートメント No.6」

もう引越しの荷解きにウンザリし、「ちょっと体調悪いから」と映画館に現実逃避に。あー劇場も久しぶり!しかし7/1から続々と値上げする映画館。二本立て上映の目黒シネマも残念ながら1,500円から1,600円に。物価高の折仕方ないですね。という事で値上げ前に…

「PLAN75」親の世代の話ではなく自分の事として考える歳になったんだと実感しながらの鑑賞でした

「高齢」ってまだ先の世代だ。。と思っていたらいつの間にかすっかり視野に入っている事を改めて実感。アマプラで視聴しました。 「PLAN75」 映画.com 少子高齢化が更に進んだ近未来の日本。満75歳から生死の選択権を与えるという案が国会によって可決・施…

話題の「エブエブ」観てきました

アカデミー賞7部門受賞は凄いですね。とにかく観てみることに。 「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」 映画.com コインランドリーを経営するエヴリン(ミシェル・ヨー)。しかし実情は破産寸前で、優しいだけで頼りにならない夫ウェイモ…

「トリとロキタ」難民のリアルな現状を突きつけた作品

多分軽い内容では無いだろうな、と思った通り。深くて重いテーマの映画でした。 「トリとロキタ」 映画.com アフリカからベルギーに渡ってきたトリとロキタ。施設で姉弟として一緒に暮らしているが実は他人同士。まだ子供ながらしっかり者の少年トリは既にビ…

「ニンゲン合格」黒沢清監督の家族ドラマで懐かしい顔ぶれを見る

「CURE」が面白かった黒沢清監督。 minonoblog.hatenablog.com 同監督+役所広司コンビという事で観てみました。 「ニンゲン合格」(1999年) 映画.COM 14歳の時に交通事故に遭って以来の昏睡状態から突然目覚めた豊(西島秀俊)。迎えに来てくれたの…

「野獣死すべし」昭和の匂いがする映画をアマプラで

「角川映画」の「松田優作」でもう一本。 「野獣死すべし」(1980) Amazon.co.jp 戦場を渡り歩いてきた元通信社カメラマン伊達(松田優作)。帰国後表向きは静かに暮らしていたが、裏では警視庁警部補を殺害し拳銃を強奪、付近の賭博場を襲い暴力団員を…

「マレーナ」モリコーネで思い出したモニカ・ベルッチの懐かしい映画をアマプラで

先日モリコーネのお話をしましたが、 minonoblog.hatenablog.com 良くも悪くもモリコーネで成立する作品はあると思うんですね(と言うかそういうのが多い)。ジュゼッペ・トルナトーレ監督とはずっとコンビを組んでいるので、尚更イメージは定着している傾向…

「怒り」終わればあおいちゃんの熱演が記憶に残った映画でした

日本の女優さんの役作りの話をしたので、もう一本。 「怒り」 映画.com 東京で起こった残忍な殺人事件。現場に「怒り」という血文字を残し犯人は顔を整形して逃亡。その一年後千葉、東京、沖縄の3つの場所にそれぞれ経歴不明な謎の男が現れ、周囲は各々犯人…

「事件」古い日本映画に女優の役作りと熱演を観る

時計代わりの朝ドラ。物議を醸し出した前作ちむどんから代わって今作は滑り出しから概ね好評のまま折り返しでいるようですね。 まいちゃんの話はちょっと置くとして、今更ながらの「ちむどんどん」。反省会タグがつく程ネットは賑わっていましたが、そもそも…

「ゴッドファーザー  最終章」

BSで放送していましたね。吹き替えだしもう何度も見ているし、観ないつもりが結局観てしまいました。 「ゴッドファーザー 最終章 マイケル・コルレオーネの最期」 映画.com コッポラ監督「ゴッドファーザーPartIII」の全米公開30周年を記念して作られたバ…

「カリートの道」堅気に生きる事を誓った男の夢と挫折を渋いアル・パチーノで

新年明けてから一人「アル・パチーノ祭り」(笑)アマプラで。 「カリートの道」(1994年) ニューヨーク。かつて麻薬王として名を馳せたカリート(アル・パチーノ)。やり手弁護士クラインフェルど(ショーン・ペン)の力を借りて5年ぶりに出所した彼は、…

「スカーフェイス」お正月には少し不向きなバイオレンス満載な映画でアル・パチーノを堪能する

おめでたいお正月に何故かヤクザ映画を観る人のように、もう何周目かのゴッドファーザーシリーズを観ているうちに、あぁそうだまだ観てなかったわと思い出したのでアマプラで。アル・パチーノ繋がりです。 「スカーフェイス」 映画.com 麻薬王トニー・モンタ…

「パルプフィクション」バイオレンスもユーモアも遊び心も満載のタランティーノ映画

年末の見納めという事で二本立て行って参りました。目黒シネマにて。 「パルプフィクション」(1994年) 映画.com ギャングのビンセント(ジョン・トラボルタ)とジュールス(サミュエル・L・ジャクソン)は裏切り者の青年の家から盗まれたトランクを奪…

「マイ・プライベート・アイダホ」

前から観たかった一本。大好きな2人が出ている作品をアマプラで。 「マイ・プライベート・アイダホ」 映画.com ポートランドの路上で男娼をしながらその日暮らしのマイク(リバー・フェニックス)は、極度に緊張すると眠りこんでしまうナルコレプシーが持病…

「土を喰らう十二カ月」色香ある枯れたジュリーが観られます

昨日レディースデイを利用して観に行ってきました。平日なのに思いの外観客は多く、もしかしてジュリー目当ての方が多かったのかな、と思ったのですが違ってたかな? 「土を喰らう十二カ月」 映画.com 長野の人里離れた家屋で一人暮らしをする作家のツトム(…

「ブエノスアイレス」すれ違う男たちの物語を美しい俳優と映像で

先月のウォン・カーウァイ特集。もう一本観ていました。 minonoblog.hatenablog.com 「ブエノスアイレス」 映画.com 愛し合いながらも何度も別れを繰り返すウィン(レスリー・チャン)とファイ(トニー・レオン)。関係修復の為イグアスの滝に向かう途中又も…

「ミセス・ハリス、パリへ行く」幾つになっても美しいものに素直に感動できる人は素敵なのです

とってもチャーミングな女性のお話。「良い人」ばかりが出てくるのだけれどダラダラ感が無い、後味の良い映画でした。 「ミセス・ハリス、パリへ行く」 映画.com 第二次大戦後のロンドン。家政婦のミセス・ハリスは夫戦死の訃報後も気丈に仕事をこなす毎日。…

「明日に向かって撃て」お洒落なセリフと音楽で久々のポール・ニューマンが懐かしすぎた!

よく行く近場の映画館で「ポール・ニューマン特集」をやっていたので。小学生くらいの時大好きだったんです。マセてましたね(笑)。 「明日に向かって撃て」(1969年) 19世紀アメリカ。銀行や列車を襲撃、強盗を続けるお尋ね者のブッチ・キャシディ…

「2046」1960年代の香港の雰囲気にレストアで浸る

先日映画館で観てきました。ずっと観たかったやつです。やっとこれでウォン・カーウァイ三部作観れました。 「2046」 引用 映画.com ウォン・カーウァイの過去5作品が4Kレストアで再上映されるプロジェクトが実施されており全国で順次公開中のようです…

「第三夫人と髪飾り」美しい映像のベトナム映画に悲しい夫人たちの運命を観る

昨日寝る前に軽い気持ちで観た映画。とっても深いお話でした。アマプラで。 「第三夫人と髪飾り」(2019年) 引用:映画.com 19世紀の北ベトナム。富豪である大地主のもとに第三夫人として嫁いできた14歳のメイ。一族には、唯一の男子を産んだ第一夫…

映画「TITANE チタン」で説明できない狂気を観る

3連休でしたね。毎日が日曜日の私にとっては長い週末のようでしたが。でも家族全員出かけてくれたお陰で映画二本も(ポイント諸々で¥1、000で!)観られたというとても有意義な連休でした。 ついでにネトフリでも観たので何だか気が付けばシアワセな週…

「アンオーソドックス 」で女性の自立を観る

最近サブスクの見直しをしていてその中にネトフリも入っています。いろいろ込み込みスマホパッケージみたいですがそろそろ一旦解約してもいいよね、という話に。そもそも何でネトフリに入りたかったか、という事を考えると、そうだった、このドラマが観たか…

伝説スタイリストの映画に80年代ゲイカルチャーを見る

予告編を見た時にはもっとコミカルなイメージ。予想とちょっと違っていたんですが、それでも見応えある映画でした。実在の人物をベースにした作品。シネスイッチ銀座にて。 「スワンソング」 引用:映画.com 昔、ヘアメイクドレッサーとして活躍していた「ミ…

「NOPE」スクリーンで最悪の奇跡を観る

「ゲットアウト」「アス」を見たサイコスリラー好きの娘と一緒に。 「NOPE」ノープ 引用:映画.com 私自身は気になりつつも「ゲットアウト」も「アス」も見ないままだったけれど、予告編に惹かれ、且つ両方見て「きっと同じ監督だし面白いよ」と言う娘と観に…

「主人と奉公人の恋」を2本の映画で観てみました

気になっていた映画をアマプラで。1994年公開です。 「青いパパイヤの香り」 引用:Amazon.co.jp 舞台は1951年ベトナム。サイゴンの商家に奉公に来た少女を通して日々の暮らしと商家の人間関係が描かれています。 商家には毎日働くそぶりの無い父親…

「グリース」のサントラでオリビアの歌声にしばし浸っていたら当時の記憶が蘇ってきました

訃報が入りましたね。そうかぁ…このニュースを聞いて改めて「グリース」を観ている人も多いのでは。 引用:Amazon.co.jp 1978年公開。29歳で高校生の役やってたんですよね。。でも本当に可愛くて綺麗。ポニーテールでダンスする姿は凄くキュートでした…

社会派「シカゴ7裁判」はエンタメとしても傑作

物凄く久しぶりにネトフリを開いて。リストに入れたままだった一本を。大好きなエディ・レッドメインとジョセフ・ゴードン=レヴィットが出ているので。 「シカゴ7裁判」 画像引用:映画.com 舞台は1968年米国シカゴ。大統領選を前にした民主党全国大会…

舞台劇のような会話が楽しめる「マリッジ・ストーリー」で長台詞に込めた俳優陣の熱演を観る

先週「ジェラシック・ワールド」で観たローラ・ダーン 。 minonoblog.hatenablog.com 若い時も可愛くて綺麗だったけどもうベテランの貫禄が出て良い歳の取り方をしているな、と思います。上記の記事でも触れた「マリッジ・ストーリー」はネトフリオリジナル…

「ジェラシック・ワールド 新たなる支配者」繁殖する恐竜との共存って。。

ありがたい夫婦50割で。夫の好みに合わせた選択でしたが、結果としては◯。ハリウッド映画らしい迫力でした。 画像引用:映画.com 実はきちんとシリーズを観ていなかった私。こういうシリーズ物は伏線回収があちこち出てくる筈なので予習しておけばよかったの…

「ロシュフォールの恋人たち」ドヌーブが可愛い!レトロでカラフルなフランス港町をミュージカルで

前から気になっていてリストに入れたまま忘れていた作品。Amazon Primeで。 「ロシュフォールの恋人たち」(1967年) 引用:映画.com 「ロマンチック・コメディ・ミュージカル」と言えばいいでしょうか。双子の姉妹が織り成すラブストーリー。。。なんで…