「グリース」のサントラでオリビアの歌声にしばし浸っていたら当時の記憶が蘇ってきました

訃報が入りましたね。そうかぁ…このニュースを聞いて改めて「グリース」を観ている人も多いのでは。

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1978年公開。29歳で高校生の役やってたんですよね。。でも本当に可愛くて綺麗。ポニーテールでダンスする姿は凄くキュートでした。画像1

引用:映画.com

これよりもっと前の「そよ風の誘惑」(なんで "Have You Never Been Mellow"がこんな邦題になるのか)や「カントリーロード」の頃は更に清楚で可憐な感じ。当時小学生だった私から見れば「外国の綺麗なお姉さん」。アメリカとか行ったらこんな人ばっかり歩いてるんだワ…と思っていました。

でもやっぱり「グリース」で一気に人気が不動になったようです。映画からヒット曲も幾つも出ていましたしね。

本作の舞台は50年代末。公開された頃はレトロブームだったようで、確か「ウェストサイド物語」(1961年)が日本のテレビで初めて放送されたのもこの頃だったと記憶しています。

「ウェストサイド…」の方は(移民問題も背景にあったせいもあり)若者の光と影を描いて悲劇のラストであるのに対し、こちらはあくまで明るい学園ミュージカル。アメリカン・グラフィティーもそうだけど、50年末から60年初め頃の時代への憧れが強かった時代ですね。

共演するサタデーナイト・フィーバー後のトラボルタも24歳。何となく抜けていて憎めない不良グループのリーダーがハマっていた。周りも一様にそこそこ大人で違和感無くもないけれど、そんな事どうでもよくなるあっけらかんとした楽しさ満載感が懐かしい。ポニーテール、サーキュラースカート、サドルシューズ…今見てもオールディーズなファッションは若い子にも「お洒落」に映るのでは。

さて、本作ラストで清純な女子学生からセクシーな女の子に変身するオリビアですが、実際この映画の数年後「ザナドゥ」や「フィジカル」のMVで「大人路線」に変わったところを見せていました。子供だったし「お姉さん、変わっちゃったのね」とびっくりで、実際戸惑っているファンも多かったらしいですが、年齢から考えるとイメージチェンジは必須だったのかも。

晩年は病気との長い戦いがあったのだとか。でも記憶の中ではいつまでもチャーミングに歌うお姉さんのまま。

私が親に初めて買ってもらったレコードはカーペンターズの2枚組。オリビアはカレント仲良しだったと聞くので、今頃一緒に歌ってくれていればいいな、と願います。