「ジェラシック・ワールド 新たなる支配者」繁殖する恐竜との共存って。。

ありがたい夫婦50割で。夫の好みに合わせた選択でしたが、結果としては◯。ハリウッド映画らしい迫力でした。

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画像引用:映画.com

実はきちんとシリーズを観ていなかった私。こういうシリーズ物は伏線回収があちこち出てくる筈なので予習しておけばよかったのですが時間の都合で予備知識なく観ることに。ストーリー関係なく楽しめる部分も多いのでアクション+パニック映画としては十分に面白いです。自然の中を怪獣と馬が走るのは壮大な眺め。そしてこれでもかと思うくらい登場する主役の怪獣。CGも凄いでしょうがお金かかってますね。

でも細部はやっぱり前作、前々作の知識があった方がよかったかな、と思うところも。

例えば「クローン」の女の子が出てくるのですが(多分前作からの続きでしょう)、「フツウの人間じゃない」的な事を言っていたので「え、恐竜と人間のクローンか?」と前作からの経緯がわからないのでそこらあたり最終的に説明されるまでただ自分の勘違いなのか、と少々不安に。

そう言う背景に疎いままではあったけれど、単純に楽しめるのもこういう映画の良いところ。

恐竜以外にもバイオ系企業が遺伝子操作で大量発生させた巨大イナゴも登場します。ある意味恐竜よりインパクトあったかも。虫嫌いな人には少々キツいかな。自分はギリ大丈夫でした。

記憶ではちゃんと観たのは第1作だったので、今回初代キャストが出るという事も楽しみの一つ。

ローラ・ダーンはもうベテランの女優さん。特に意識していなくても脇役でいい場面に出てきたりしてますね。少し前に観た「マリッジ・ストーリー」のキレ者弁護士役はカッコ良かった。今作も頭脳明晰な博士で賢いだけでなく、オリジナル同様走る+戦う!私と殆ど変わらない年齢なのにこのタフさ。サンドラ・ブロックもそうですが、アメリカの女優陣、いつまでもパワフルなのは羨ましい。。

他にもジェフ・ゴールドブラム(未だに「ザ・フライ」の印象が消えない)やサム・ニールも出ていてオリジナルを思い出しながら観るという楽しみ方も。

科学と自然、人間と恐竜の共存が命題と思われる本作、シリーズを通して観ているコアファンはどう観ているか。イナゴも恐竜も人間のエゴで増殖させてしまったもの。未来に希望のあるラストに良いのだけど、「終わりよければ」みたいな人間に都合の良い形と言えなくもないな、とコアファンでない自分は少し斜めにみてしまいました。

いろいろ思うところもあるのでやっぱり「シリーズ振り返り」はしてみようかな。。