2022-01-01から1年間の記事一覧

「孤独を生きる」超楽観的な「孤独」との向き合い方を読んで

とても久しぶりの齋藤孝氏の著書。Audibleで読んでみました。 「孤独を生きる」 齋藤孝 著 一時期子供がまだ小さかった頃に、子供の学習関連で著者の本を何冊か読んだ記憶があります。「勉強のチカラ!」なんかは面白かったなぁ。「なんで勉強しないといけな…

価値観の変わっていく未来に、「イイね」が持つ影響を考える

山口周氏の三冊目。今回は対談形式です。Audibleで。 「世界観をつくる 感性x知性の仕事術」 山口 周 水野 学 著 引用:Amazon.co.jp モノが売れないと言われている現代。しかし社会に過剰に溢れているのは「モノ」だけではなく、その「モノ」を作り出す思考…

「第三夫人と髪飾り」美しい映像のベトナム映画に悲しい夫人たちの運命を観る

昨日寝る前に軽い気持ちで観た映画。とっても深いお話でした。アマプラで。 「第三夫人と髪飾り」(2019年) 引用:映画.com 19世紀の北ベトナム。富豪である大地主のもとに第三夫人として嫁いできた14歳のメイ。一族には、唯一の男子を産んだ第一夫…

映画「TITANE チタン」で説明できない狂気を観る

3連休でしたね。毎日が日曜日の私にとっては長い週末のようでしたが。でも家族全員出かけてくれたお陰で映画二本も(ポイント諸々で¥1、000で!)観られたというとても有意義な連休でした。 ついでにネトフリでも観たので何だか気が付けばシアワセな週…

「アンオーソドックス 」で女性の自立を観る

最近サブスクの見直しをしていてその中にネトフリも入っています。いろいろ込み込みスマホパッケージみたいですがそろそろ一旦解約してもいいよね、という話に。そもそも何でネトフリに入りたかったか、という事を考えると、そうだった、このドラマが観たか…

スマホを駆使した発信力と行動力をホリエモンの本で学んでみる

ホリエモンによるスマホを駆使した生き方の本。予想通りに最初から最後まで「ホリエモン節」でした。Audibleで。 「スマホ人生戦略 お金・教養・フォロワー 35の行動スキル」 堀江貴文 著 彼自身冒頭で言っている通り、スマホの使い方やオススメのアプリの…

今週のお題で。朝のジョギングの話など

今日は「今週のお題」。初めて参加します。 30年以上の会社勤めがなくなってどっぷり家で主婦している今、「ルーティンは?」と聞かれて「家事全般です」と答えてしまいそうになる毎日なんですけど(家に一日中いて、やる事が何で次から次へと出てくるのか…

相手の心を開くことは難しいけれど、人の話を聞いてみたくなる本でした

TVや雑誌でお馴染みのアガワさん。少し前の本をAudibleで。 「聞く力」 阿川佐和子 著 阿川さんと言えば、雑誌やTVで対談やインタビューをなさっている方のイメージ。「オハナシする」のに慣れた印象ですが、本書ではこれまでのあれこれ失敗談や苦労話を交え…

伝説スタイリストの映画に80年代ゲイカルチャーを見る

予告編を見た時にはもっとコミカルなイメージ。予想とちょっと違っていたんですが、それでも見応えある映画でした。実在の人物をベースにした作品。シネスイッチ銀座にて。 「スワンソング」 引用:映画.com 昔、ヘアメイクドレッサーとして活躍していた「ミ…

筋トレが全てを解決するのか?筋肉が人生を変えるというシンプルで最強の本を読んで見た

しんみりした気分だったのでサクッと読める本を、と思って選んだらバカバカしいと思いつつ笑ってしまいました。一貫して「筋肉哲学」が謳われた一冊。Audibleで。 「超筋トレが最強のソリューションである 筋肉が人生を変える超科学的な理由」 出典:Amazon.…

長い長い人の列を見て思うこと

賛否両論あった国葬儀。大きなトラブルもなく無事に終わったようで何よりでした。長い長い列ができた献花台。なかなか途絶える事のない人を見ていると、国民の大半が反対しているとか言うのは何だったんだろうと思いますね。 それでも当日まで会場付近でデモ…

「プアン 友だちと呼ばせて」 洒落た映像と音楽でノスタルジーに浸る

先週は名画座やサービスデーを使って、贅沢にも4本も観てしまったシアワセな週でした。こちらはサービスデー(レディースデーという名でしたが男性もいらしてました)を利用して。 「プアン 友だちと呼ばせて」 引用:映画.com NYでバーを経営するタイ人のボ…

高齢女性二人の恋愛映画を観てきました

名画座二本立てのうちの一本。フランス語っていいなぁ。意味わからなくても響きだけで恋愛映画って感じしませんか?でも本作は残念ながらセリフ少なめ。代わりに表情とか視線とか…「大人な」恋愛映画です。 「ふたつの部屋、ふたりの暮らし」 引用:映画.com…

ドキュメンタリーの要素を施した映画にリアルな子供の声は反映されているか?

モノクロ画面のノスタルジックさとホアキン・フェニックスの珍しく「いい人」感漂う予告編に惹かれて。平日の名画座で。 「カモンカモン」 引用:映画.com 主人公(ホアキン)はNYに住む独身のラジオジャーナリスト。各地の子供(ティーンエイジャー)を相手…

東京の名画座が閉館・移転します

度々お邪魔している神楽坂にあるギンレイホール。二本立てが楽しめる名画座ですが、ビルの老朽化に伴い立ち退き・移転するそうです。 地下鉄飯田橋駅出口すぐの、ビルに挟まれた建物。レトロっぽい看板がいい感じですね。1974年創業だそうです。クラブ会…

いつものお墓参りで御朱印もいただいてきました

ほぼ月一で実家に帰る際のお墓参り。いつもお世話になっているお寺の和尚さんに改めてご挨拶して御朱印をいただきました。 崑崙山(こんろんさん)昆陽寺 本堂(Wikipedia) 高野山真言宗の寺院。正式には「こんようじ」と言うのでしょうが、昔から「こやで…

ユーチューバーが消える未来をオタキングの本で考えて見ました

岡田斗司夫氏のYouTube、(切り抜き専門ですが)時々みています。概ね内容は重複するのですがヨミモノとして改めて。たまには使わねば、とKindleで読んでみました。 「ユーチューバーが消滅する未来」 岡田斗司夫 著 引用:Amazon.co.up アニメもゲームもさ…

妻のトリセツを読んだけど自分のトリセツにはならないような気がした

「理不尽な妻」って誰の事かしら…と身に覚えがあるかどうかは別として読んで見ました、Audibleで。 「妻のトリセツ」 黒川伊保子 著 引用:Amazon.co.jp いつも不機嫌で、いわれも無く怒り出し、怒りの弾丸を撃ち続けてくる理不尽極まりない妻、そんな妻の取…

国際問題を「地政学」の観点から

コワモテ佐藤優氏の著書をAudibleで。 「佐藤優の地政学入門」 佐藤優 著 引用:honto.jp 地政学(Geopolitics)とは、地理学(Geography)と政治学(Politics)を合わせた用語。各国の政治的、社会的、軍事的な影響を研究する上で、その地理的条件を重視す…

「NOPE」スクリーンで最悪の奇跡を観る

「ゲットアウト」「アス」を見たサイコスリラー好きの娘と一緒に。 「NOPE」ノープ 引用:映画.com 私自身は気になりつつも「ゲットアウト」も「アス」も見ないままだったけれど、予告編に惹かれ、且つ両方見て「きっと同じ監督だし面白いよ」と言う娘と観に…

「伝わり方」を意識して改めてバナナの魅力を考えてみる

書店でよく目につく本作。売れてますね。Audibleで聞いてみました。 「バナナの魅力を100文字で伝えてください」 柿内尚文 著 引用:Amazon.co.jp 「伝える」というコミュニケーションの肝にフォーカスして書かれた本。人に長々説明しても全く伝わらない…

国境を意識しない「地球人」的な生き方が見える本

ちょっと気楽に読める本がいいな…と選んだ本作。Audibleで。 「国境のない生き方 私を作った本と旅」 ヤマザキマリ 著 何だか帯がすごいですね。「地球サイズで見れば悩みなんてハナクソ。」(すごい言い方笑) 著者はあの「テルマエ・ロマエ」の原作者。漫…

久しぶりの友人達とただただ喋って終わった週末でした

先週末、大学時代の友人が東京に遊びに来るというので1日お付き合いする事に。もう一人の東京住みの友人も呼んでおばちゃん三人で東京おのぼりさん…という事で、先ずは本人ご希望の月島にて、もんじゃ焼きでランチいたしました。 いつも通過してしまう月島。…

「主人と奉公人の恋」を2本の映画で観てみました

気になっていた映画をアマプラで。1994年公開です。 「青いパパイヤの香り」 引用:Amazon.co.jp 舞台は1951年ベトナム。サイゴンの商家に奉公に来た少女を通して日々の暮らしと商家の人間関係が描かれています。 商家には毎日働くそぶりの無い父親…

「火花」で芸人の舞台裏を読む

読まなきゃ、と思ったままだった一冊。紙の本をこよなく愛する又吉先生の著作をAudibleで。 「火花」 又吉直樹 著 引用:Amazon.co.jp 漫才師である主人公が同業である先輩芸人に大きく影響を受けながら生活する様を描いた小説。モデルとなった先輩芸人もい…

漫画のような入門書で哲学をもっと身近に

私のような初心者レベル向けと言うんでしょうか。タイトル通りの哲学入門本。表紙もなかなかインパクトありますが、哲学者同士にバトルをさせそれぞれの思想を戦わせる筋立てもまるで漫画本のよう(「バキ」って何なのかとググってしまった私)ぐっと砕けた…

「赤と青とエスキース」お洒落な表紙以上に素敵なお話でした

本屋大賞シリーズで。気楽にAudibleで耳読書、のつもりでしたが、想像していた以上に読後感が良かったです。 「赤と青とエスキース」 青山美智子 著 引用:Amazon.co.jp エスキースとは、フランス語(esquisse)でスケッチや下絵の事。メルボルンの画家が赤…

「推し、燃ゆ」でリアルなオタ活を垣間見る

芥川賞作品はわかりにくい、と言われますがタイトルの良さに引かれて。Audibleで。 「推し、燃ゆ」 宇佐美りん著 引用:Amazon.co.jp タイトルが良い、と言ったけれど、書き出しも良い。「推しが燃えた。ファンを殴ったらしい」小説は書き出しが全て、と言う…

お金の増やし方&稼ぎ方の本を読んだら、むしろ「使い方」が書かれていた件

退職前からずっと気になっていたのに手付かずのままでいた家計や貯蓄の見直し。そもそもお金の計算が苦手な上にどこの金利の方が何%高いから口座はそっちに移してとか、カードのポイントをチェックして使い分けるとか、細かく調べるのがかなり面倒なため、…

「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」で、アートがビジネスに及ぼす影響を考えてみる

リストに入れていた本著、やっと読了しました。Audibleで。 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか? 経営における「アート」と「サイエンス」 山口周 著 引用:Amazon.co.jp 以前にこの著者は同じくAudibleで読んでおり、その時から本著は気になって…