映画館、行ってますか?

こんにちは。

今週末も夫はカメラを抱えて何処かしら撮影に出かけています。会社員の傍に嗜む程度ですが本人曰く「収入を(まだ)伴わない副業」だそうで投資額の方がズンズン嵩んでいるんだけどなぁ。自己投資は貴重だけど「投資は回収しないとただの浪費」とどなたかがおっしゃっていて、それをそのまま彼に伝えたところあっさりスルーされましたw

と、言いつつヨメの嫌味を物ともせずせっせと出かける夫はある種羨ましい。自分を振り返るとそんなに集中できる趣味があるのかな、と思うから。これまで他人に聞かれる度に答えていた趣味は「映画鑑賞」。でもなぁ今の時代ネトフリその他で手軽に鑑賞できるから映画好きと言えば年に100本以上観る軽く観ているのでしょうが鑑賞本数なんて大した事ないし。だって「映画館で観る映画」が好きなので。

以前からネットやレンタルの影響もあり映画館離れは大きかったようですがコロナ禍でそれが加速化したようで都内でも閉館する映画館がちらほら。

私は元々関西の人間で東京に行けばミニシアターや名画座がいっぱいある、と楽しみにしていたのですが一度も行けないうちに閉館した映画館もありとっても残念。映画評論家の淀川長治氏が亡くなった時すごくショックで(さほど映画に興味のない周りの友達はあまり反応なかったのだけど)その淀川長治さんが確か「関西には文化は育ちにくい」と言われていたように記憶しています。歴史的・経済的な背景があるのかもしれないのですが芸術や芸能に東京ほど予算を割いてもらえない状況のような事を何かで言われていたと思います。それでも昔は今はなき大阪三越の百貨店内には小さいけれどとってもお洒落な映画館があったのですよ。椅子も小型のソファーみたいでフカフカで「マダムの映画館や〜」と思ったものです。諸事情で関東に越してきた当時は子供が小さかった事もありそんなに映画館に足を運ぶことは無かったのですが今思えばもっと行っておけば良かったな、と。

今でも映画館に行くとワクワクするなぁ。最近はどの映画館にも余程のことがないと(鬼滅ブームくらいかな)満員になることがなくてサービスデーでさえ寂しいですがそれでもスクリーンが開くと何だかドキドキするんですよねぇ。思い返せば自分が小さい頃は高度成長期で父親は忙しくたまにどこかに連れて行ってくれるとしたら近くの映画館でした。それも(今にして思えば)父は特に映画が好きでは無かったらしく子供が喜びそうなものに「一応」付き合う形だったような。だから当然観るのは「東映まんがまつり」(あぁ懐かしい…)。当時ヒットしたアニメを数本まとめて上映するものでしたがそれぞれ主題歌が流れると館内子供達の大合唱で…あぁもう懐かして泣けてくるw 帰りは決まって喫茶店プリンアラモードを食べたっけ。

ちなみに、親に連れられて初めて観た「本格的な」映画は記憶によれば「ポセイドンアドベンチャー」(スターウォーズ と思っていたけれどいま調べたら公開時期が全然違う)。ジーン・ハックマンに髪の毛があった頃ですねw 豪華客船転覆(タイタニックではないです)のお話でしたがこれを観て子供心に「カナヅチの自分はピンチの時に助からないから船旅は避けなければ」と思ったものでした。

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こんなこと言ってると映画観たくなってきた…明日行ってこようかな。

ではでは

Minoでした。