特別展も常設も豊富なトーハクで日本と東洋の文化に触れる

前から一度行ってみたかった博物館。特別展目当てに出かけて来ました。お天気良すぎて暑かった。そして平日にもかかわらず人の多い事…めげずに鑑賞して回りました。

特別展「東福寺」 東京国立博物館 平成館

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東福寺ホームページ

 

展示が展示なだけに比較的高齢の人が多く、それ以上に外国人観光客が多くて驚き。先日帰省した時も新幹線車中は外国人が結構占めていて、すっかり「ポストコロナ」状態ですね。

さて、今回の特別展「東福寺」関西人にとっては紅葉の名所として馴染み深い京都の禅寺の一つ。奈良の「東大寺」と「興福寺」から一字ずつとったことが名前の由来だそうでその名からも規模の大きさが伺えます。

同寺には、彫刻、絵画など禅宗に関わる寺宝が、国宝、重要文化財共に多く保管されており、今回それがまとめて展示されるというものです。

見どころの一つとされるのが五百羅漢図。室町時代の絵師、吉山明兆が500人の羅漢(仏陀に付き添った弟子)を10人ずつ50幅に分け3年以上かけて描いた大作です。

羅漢たちの神通力を示す図だけではなく、髭を剃ったり風呂に入ったりする姿を表す図もあり、それを開設する四コマ漫画も添えられ、親しみが湧く展示となっていました。

場内では東福寺の紅葉スポットも再現。撮影可だったので。

こちら旧本尊にあったお釈迦様の左手。約2メートルと思われます。大きいですね。

こちらも旧本尊の釈迦如来坐像。現在は南明院に祀られています。

最後にギャラリーで。「御朱印帳」をいただけると思ったら、「特別御朱印」でした。

見終わって約3時間。かなりしんどかったので帰ろうと思ったのですが、まだ常設展示を見ていない事に気付き急ぎ本館へ。

本館は2階が日本美術の流れをたどる時代別展示、1階が彫刻、刀剣、漆工などジャンル別展示となっており、こちらも国宝、重要文化財など豊富にあり、とても駆け足で見られる場所ではなく、時間配分というか体力配分のミスに今更ながら後悔。

特別展示に比べ撮影可能な展示も沢山あったのですが、バタバタ慌ててしまってあまり撮れなくて。。

そして(まだある)東洋館。こちらや5階建てで、中国、朝鮮半島、東南アジアからインド、エジプトまで、美術品や工芸品、考古遺物が展示されています。流石に5階までは行けなかった。名残惜しい。。。

ここで庭園で軽く休息。良くお手入れされた綺麗なお庭でした。暑さにバテ気味の外国の方々もベンチでくつろいでいました。

もう時間と体力の限界で、残る法隆寺宝物館も黒田記念館も残念ながらスキップ。

(特別展示は別途観覧料がありますが)常設の総合文化展は一般1,000円。それでこれだけの展示が見られるのは何とも贅沢な博物館。東京って本当にアートや文化に触れる機会に恵まれた所だなぁと再確認。今回急ぎ足になってしまったのが悔やまれるので、是非次回はもっとゆっくり時間をとって訪ねたいと思ったのでした。