やっぱりライブはいいわ

子供の日の事なのでもうほぼ一ヶ月前の話ですが、人生初の寄席に行きました。前々から「落語を生で聞いてみたい」と思ってはいたものの全くの「初心者」なのでどこへ行ったら良いか分からず機会もないままに過ごしていたところ、たまたまヒマしていた長女が「ビギナーはとりあえず演芸ホールに行ったらいいらしい」と調べてくれて早速二人で浅草へ。もうコロナなんてどっか行ったのか、と思うくらいに混雑している街を歩けば駅から10分弱で到着。

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入場チケットは通常大人¥3,500ですがGWの為特別興行という事で当日は¥3,500。昼と夜の二部制になっていますが11:30からの昼の部に少し遅れて入ることに。入口は古い映画館のような趣で昭和の雰囲気の建物。パンや軽食を売っているコーナーもまさに昔の映画館っぽい様子です。

お腹はすいていたけれど遅れたしこのまま入るか、と思っていたところ「出来立てですよ」と勧めていただいた助六寿司のお弁当を購入。お寿司とパンを抱えて二階席へ入るとすでに客席はほぼ埋まっておりお客さんは爆笑して凄く楽しそう。何となく盛り上がっている飲み会に遅れて入った時のような気分に。知らない落語家さんや芸人さんが続いていたし「これはついていけないかも」と気後れしたままとりあえず着席。お話を聞きながら先ほどのお寿司を開くと中から可愛らしい一口サイズのかんぴょう巻きといなり寿司が(バタバタで慌てていたので写真撮れなくて残念でしたが有名なんですね。後日デパ地下にありました)。普段なら甘すぎるかな、と思うくらいでも寄席で鑑賞しながらいただくには丁度いいと思えるから不思議。

そうして落語や手品を見ているうちに、正直最初は「みんな笑ってるけどこれ面白いのかな」と思っていたのに、気がつくと周りと同じようにゲラゲラ笑っている自分に驚くくらいに。何だろうこれは?もちろん師匠の方々の芸もあるのでしょうが寄席全体が醸し出すこの一体感みたいな空気もその一助となっているのでは?同じ題目をテレビで観てもこんな面白さは実感できないのではないかしら。こんな風に思わせるのがやはりライブの良さなんですよね。あぁ何でもっと早く来なかったんだろう。終わって席を立つのが凄く残念だった。この感覚、まさに「ライブ」だわ。

さて余韻も覚めやらぬまましばし歩いて近くの銭湯「曙湯」へ。

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入口は古めかしい雰囲気ですが、中に入れば脱衣所も天井が高いところも何だか懐かしい昔ながらのお風呂屋さん。ご近所さんもたくさん来られている様子。この日は子供の日という事で「昔子供だった」私たちにまでヤクルトいただきました。わぁーい!

たくさん笑って良いお湯も浴びて大変結構なGWの1日でした。寄席また行こ!!