昨日の話

昨日何を書こうか、と一旦PCを立ち上げはしたもののどうしても書けなくて…やはり一番心に思っている事は避けて通れないので何か書き留めておきたいな、と思いました。

もう沢山の人がネットでもTwitterでもいろんな事を言っているので今更ではありますが、昨日は本当に残念で悲しい事が起きました。

第一報が流れた時はお買い物の最中で、お茶しながら待っていた夫がLINEで送ってきて初めて知りました。それからは状況が好転しますように、という気持ちで何度もTwitterを開けてTLを見ていましたが、結果はご存知の通りです。

ありふれた言い方しかできないけれど、何回考えてもやっぱりあり得ない。起きてはならない事だと思います。

ウチは夫婦で支持政党が違うので、政治の話はお互い喧嘩にならない程度におさめており、昨日もあまり多くはこの件についても話はしませんでした。でも次女だけは帰宅時に「母ちゃん、大丈夫?」と聞いてくれて、「いや、別に」と言ったものの勿論全く平気なわけではありませんでした。

人によって評価が真っ二つに分かれた方なのかな、と思います。夫に聞けば多分「嫌い」と言っていたでしょう。それだけあらゆる批判も覚悟で臨まないといけないのが政治というものなのかもしれません。

命を賭けて成し遂げる、と言葉では言いますが、かと言って簡単に失っていい命などありません。

政策や活動については賛否両論あるでしょう。私も全部を肯定していた訳ではありません。突き詰めればそれほど政治・経済に詳しくもないですし。

でもこの国を愛し、国のために為すべき事に真摯に向き合ってこられた人だと思って見ていました。難病をお持ちではあったけれど出来れば第3次内閣で活躍してほしい、とも思っていました。

私は日本という国が好きで日本に生まれて良かったと思うことも多々ありました。でも最近いろいろな事を見聞きする度にその気持ちが揺らぎつつあったところに、今回考えてもみなかった事が起こり、漠然と「大丈夫なのか」という不安が湧いています。

自分たちがいなくなった後、子供達の世代になっても健やかな生活が営めるのか。この国はどこか訳のわからない方へ向かっていないだろうか。

もうすぐ日付が変わり投票日を迎えます。ウチののんびりな大学生は今頃になり各党の政権を新聞で調べたり、岸田さんの本を買って(買わされた)読んだりしています。まぁ何もわからないまま投票していた前回に比べれば格段の進歩と言えるのか。

私たち一人一人は無力な一般市民だけれど、僅かでも声を反映させることの出来る機会を活かす事が、日本を美しい国にする一歩であると信じたい。

冗談で「待受にしたい!」と言っていた私。応援演説で来られたら絶対見に行く!とも言っていました。叶わなかったのが残念です。何だか纏まらないままですみません…

 

 

Audible 「賢者の書」

一種の自己啓発本ですが、「ファンタジー」のような筋立てで、小説のような読感。これもAudibleで。

「賢者の書」 喜多川 泰 著

画像引用 audible.co.jp

帯にあるベストセラーとされている「手紙屋」も「君と会えたから…」も読んだ事がなく、著者のデビュー作である事も知りませんでした。最近Audibleのおかげで手軽に読書しているおかげであまり「リサーチ」せずに行き当たりばったりで乱読していますが、本著もその一つ。

「ファンタジー系」の、それも「自己啓発本」となると大体の予想がつく内容ではありますが、自己の成長に必要となる項目がファンタジックなストーリーに沿って(ファンタジーによくありがちな無茶な展開もなく)コンパクトにまとめられています。

会社でうだつの上がらない(多分窓際族)日々の生活に嫌気がさし、急に思い立って小さい頃の思い出の地へと旅行に出た男。旅の途中で出会った少年から、不思議な「賢者」についての話を聞く事に。

少年は旅先で自分が出会ったそれぞれの「賢者たち」から人生の大切なものを得たことを語って聞かせます。その内容の一つ一つが本書の自己啓発のエッセンスになる訳です。

賢者が授ける大切なこと、というのは、

  • 行動の結果は「成功」でも「失敗」でも無い(自分の受け止め方次第)
  • (職業や地位など)何になるか、ではなく「どんな人間になりたいか」を考える
  • 自尊心だけでなく(この世の全ての人を尊重する)他尊心も併せ持つ
  • (成功者が「なるべくしてなった人だ」と思われるように)「成功者」にふさわしい人として日々を積み重ねる
  • (誰にでも等しく与えられている)時間という財産を投資する
  • 「与える」ことの大切さを尊重する
  • 人はいつでも生まれ変わる事ができる

と、それぞれファンタジーにふさわしく具体的に優しい言葉で示されています。

そう言えば「言葉」も大事だ、と言っていましたね。実際に口に出す言葉だけでなく、頭の中で生み出す言葉も、結局その後の自分の態度や行動を引き出す要因となるので、ポジティブな言葉であればポジティブな自分に、ネガティブであればネガティブにと自ずとなるという事でしょう。

もちろん素晴らしいこの教えの数々も行動を伴わないと何もならない、というところまで書かれています。

正直、5年、10年前の自分だったら全く「ささらない」本だったと思います。でも、50歳を過ぎ「自分は全くツイて無い人生を送ってきた」と思っている主人公に、同じく50歳をとうに過ぎて同じようにツイて無いと思いがちな自分が投影されるからでしょうね。14歳の少年の言葉を受け入れていく主人公に、こちらも素直に頷ける気がします。

いくつになっても変われるしやり直して成功する事ができる。そしてそれは別に他人から「成功」と見られなくても自分が「成功」と思える人生であれば良し、とあれば、背中が押される思いですね。良書です。

 

「スモールワールズ」(Audible)

少し前に読んでいた本。短編小説集をAudibleで。

「スモールワールズ」一穂ミチ

スモールワールズ

画像引用:講談社BOOK倶楽部

Audibleではあったけど表紙の雰囲気に惹かれて全く予備知識なしに読んでみました。6つの短編がどこか少し繋がった形で読み継がれるようになっているオムニバス。ちなみに2022年本屋大賞第3位ですね。「本屋大賞」だから、と毎年わざわざ買う事はなかったけれど、気軽に読めるのが耳読の良いところ。ついでながら多分普段なら読まなさそうな大賞の「同志少女よ、敵を撃て」も読んでしまいましたよ(笑)。このまま本屋大賞シリーズ読破できるかな?Audible恐るべし。

さて、「スモールワールズ」の著者は元々BL小説で有名な作家で、本著は一般文芸で初の文庫本だそう。直木賞候補にもなっていましたね。

いろいろと話題の作品ですが、読後の感想としては、「静かに深く」心に刺さるイメージ。こういう夫婦、兄弟、親子、何気にいそうだな、と思いながら読み進めると、後半どんでん返し的なオチがついてきます。

そういう意味では中でもミステリーの味わいのある「ピクニック」が日本推理作家協会賞短編部門にノミネートされたのも頷けます。あぁそうなるかぁ…と、ドラマを見るような感覚でした。

6つの短編の中で私が好きだったのは「魔王の帰還

元高校球児で暴力事件が元で転校した過去を持つ弟、結婚して出て行った筈が何故か戻ってきている何もかも規格外にスケールの大きい「魔王」の姉、家族とのトラブルが原因で転校してきた女の子。それぞれに問題を抱えた3人を中心に進むお話ですが、この「魔王」なお姉ちゃんが色々と豪快すぎてユニーク。小さい事に頓着せず、男勝りにトラックを運転し「ぬりかべ」のような背中を持つ姉ちゃんは、図体は大きいけれど気の小さいところのある弟よりも遥かに「男前」。

でもこの男前な姉ちゃんが本当はとても優しくて暖かいことがわかるのです。いや、この「優しさ」で言うなら、弟君が過去に起こした暴力も彼の「優しい」面があっての事。

それぞれに持っている心の柔らかさが、読んでいて沁みてくるような感じ。電車の中だったんですがラストの方で泣きそうになって困ってしまった(笑)。読後は爽やかな気分にさせてくれます。

先に挙げた「ピクニック」以外にも、円満夫婦を装う妻の隠された行いや、被害者家族と加害者との文通の話など、老人から子供まで様々な組み合わせで描かれている6編。ミステリー要素も含めて楽しめました。次回作にも期待したいな(一般文芸の方で)。

 

 

 

 

フリマ初心者です

3月末の退職日から既に丸三ヶ月経過。最終出社日は11月中旬だったのでもう半年以上「無職」の状態です。慣れとは恐ろしいものでそれまでオフィスで仕事していた日々が嘘のようにどっぷり家におさまっています。

最初の数週間は今までできなかったことを「しなければ」と先ず整理整頓および断捨離に着手。無印でファイルやボックスを買ってきたりそれなりに「器の準備」はしたのですが…元来最も不得意分野の為、段々とトーンダウン。物凄く中途半端な形で片付いたのか散らかったのかわからない状態に。

いや、バンバン断捨離していれば良かったのですが、途中から「失業中なのにこんな勿体無いことをしていいのか」と自問し始め、メルカリに片っ端から売ろうということに。

出品の輝かしい第一号、何にしようかな…と探して選んだのは唯一ブランドで持っている頂き物のペンダント。もう10年以上も放ったらかしていたけれど無使用だしせめて10万円くらいで売れるのでは?と早速出品することに。

メルカリユーザーの長女に写真の撮り方からコメントの入れ方まで伝授してもらい、いざ出品完了!が、直後に「承認されませんでした」とのメール。ブランドを出品する時は正規品である証明が要るんですね。当然そんなものはないので出品断念。

出鼻挫かれやる気が萎んできそうになりつつ気を取り直して納戸の中からあれこれ物色。結局子供の頃の野球グローブ(誰も野球しないのに何で買ったのか不明だったけど)を無事出品してお買い上げいただきました。わーい。

でも手数料と送料を引くと売上としてはあまり残らないんですよね。その後は本やコスメ、洋服など出してはみるものの反応は芳しくなく…

結局5点ほど購入していただいたところで開店休業状態に。ネットを見るとフリマ攻略法なるものがあり、当たり前ですけど少額の物であってもちゃんと事前に戦略(写真やコメントの工夫や出品・値引きのタイミングなど)を立てる必要があることを学びました。やっぱりマメさが大事なのね…

これまでの少ない経験の範囲ですが思った事は、

1)いいねが付いても売れるとは限らない

2)3−4回値下げしてもダメなら取り下げて仕切り直したほうが良い

3)文庫本は結構厳しくて、新書や特にビジネス本は比較的早く売れる

4)スポーツ用品は古くても結構需要がある

…くらいですかね。ベテラン勢はまた違うご意見かも。

先日長女が漫画、文庫、合わせて古本買取サイトに出したところ、¥7、000くらいになったらしく、余程効率は良かったですね。

しばらく様子見てからフリマは再開するかな。買ってしまった100均の梱包資材があまりに勿体無いので。もうちょっと勉強します… いや、自分に足りないのは根気とマメさかな。

 

 

耳読「武器になる哲学」

「哲学」とありますがいわゆる哲学の入門書や解説書のようなものではありません。なので時系列に有名な哲学者を並べて解説する、といった類の内容とは違います。主な哲学者たちの思想をいかに実生活に活かせるか、その考え方や取り入れ方が提言されている本。Audibleです。

「武器になる哲学」山口 周 著

武器になる哲学: 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50

画像:引用 Amazon.co.jp

更に「哲学」と言いつつ心理学や言語学、経済学などから見た解説も。要は、著者の視点からピックアップされた50のコンセプトに沿って、哲学にある思想を現代の社会生活にいかに「落とし込んでいくか」が、具体例と共に示されています。

著者が経営コンサルタントである為、主にビジネスフィールドでの考え方が肝となっていることから、哲学を専門としている人からすると、ひょっとしたら邪道とされる本なのかも。

しかしなかなか手強そうで近づき難い学問であるが故に、入門書(だいたい年代順に解説されている)から入ると、読んで「わかった」気になって終わりがち。本著では一つ一つの思想を深掘りするのではなく、あくまでどう生活に反映させていくか、がキーになっていて、万年哲学初心者のような自分にとっては分かり易さの点で有り難い本です。

いろいろ提言されている中で一つ面白かったのは「イノベーション」のお話。企業では二言目には「イノベーションが大事」と言い画期的なアイデアを!となるのですが、上司に毎回そう言われて頭の痛い社員はたくさんいるはず。

本著では、イノベーションというのは「今まで当たり前だったことが当たり前でなくなること」という一面があるので、今ある当たり前の中から「疑うべき常識」(改善すべき点)を見極め、解くべき課題を設定することが先決で、その常識を見極める力を養うのに哲学を含む教養が役立つ、と言われています。

解決すべき課題がなければイノベーションは生まれない、というのはわかっても、その課題を設定するプロセスで「教養」が貢献する、という考え方にはなかなか至れないように思います。

ヨガではよく「on the mat」「off the mat」と言います。ヨガマットの上のプラクティスから得た体験や学びを、マットから離れた「日常」にいかに取り込んで活かすことができるかが大事である、という事。実生活への哲学の活用を説く本著にも通じますね。

先人の考えや思想を机上だけのものにしておくには勿体無い。自分なりの解釈で日々の生活に落とし込んでこその哲学なのだ、と思うとやはり相変わらず手強いけれど、今からでも取り組めば豊かなシニアライフになるかな…と、いう事でもう一回聞いてみよう(もう2回聞いてるけど)。

映画感想です。「スイング・ステート」

予備知識全くないままに観たけれど、「アタリ」でした。面白かったです。

画像:引用 公式サイト https://swingstate-movie.com/

どの国も「政治」「選挙」が絡めばドロ臭くなるもの。そのドロ臭い争いの典型的でわかりやすい米国の「共和党」と「民主党」の戦いを、激選区「スイングステート」の町長選と通して描いた作品。と言ってもお堅い映画ではなくコメディ。たくさん笑わせてくれました。

別に政治なんて興味ないし…と思っている人でも米国の二大政党は名前だけなら聞いたこともあるでしょう。そういう私も実はさほど詳しくはないのですが、2年前の大統領選は他国の選挙でありながら結構まめに追っていました。主にネットニュースでしたがメディア上でも選挙戦の様子は最後まで白熱化を見せていて、4年に一度の国をあげての一大イベント、という感じ。

本作はその4年前、共和党に「まさか」の敗北を喫した直後、激戦州(スイング・ステート)の町長選を利用して起死回生を図ろうとする民主党の「選挙プロ集団」が、これを阻止しようとする共和党の陣営と戦う様を描くもの。

ただの町長選のはずが、どちらも党の威信を賭けて全国レベルの規模のプロジェクトを立ち上げ、やることも段々とヒートアップ。

主人公は民主党のベテランコンサルタント。プライベートジェットに乗りモッツァレラの入ったカプレーゼを食するインテリだけれど、この田舎町では「ハンバーガーとバドワイザー」を注文し、お砂糖たっぷりのコーヒーとお菓子を食べて「庶民派」を装います(でも実はそれもバレてるんですが…)

資金を集めるため候補者を連れてNYの党の有力支持者のパーティーにいくのですが、そこにいるのは現地の状況や政情など何の関心もない「意識高い系」のお金持ちばかり。

両陣営ともデータと数字で動いている様子の随所に細かい皮肉や嫌味が込められています。

結局肝心の選挙はどうなるのか?最後はちょっと思いつかない展開になって溜飲が下がる形に。

ティーブ・カレルは、野心家でプライドの高いエリートなのだけれど自信満々ながらやる事が一つ一つ下手に転んでいく男を演じていて、いかにも「こんな奴いそう」と思わせてくれます。「マネー・ショート」や「バイス」など社会的・政治的なテーマだけど軽快なテンポの作品、というのが似合う人というイメージです。

本作自体は右寄りでも左寄りでもなく、あくまで選挙活動を通じた政治の「馬鹿馬鹿しさ」を取り上げたもの。更に巨額のおカネが流れるシステムの欠陥まで浮き彫りになるというオチまでついて、楽しくお勉強できます。こうなると次の大統領選もウォッチしたくなるけど、その前に自国の選挙。大事な一票を投じましょう。

 

 

 

ダーク・ウォーターズ

ファースト・デイ(毎月1日)という事で贅沢にも又行ってきました、映画館。今週はシアワセ…

ダーク・ウォーターズ 巨大企業が恐れた男」

画像:引用 映画.com  https://eiga.com/movie/92287/critic/

大手化学メーカー、デュポン社の廃棄物により工場周辺の環境が汚染された事を受け、住民を原告団とした集団訴訟を起こした件と、それに携わった弁護士のお話です。

「大企業の水質汚染を弁護士事務所の一個人が暴く」という実話を基にした映画と聞けば、思い出すのが「エリン・ブロコビッチ」(つい「マルコビッチ」と間違えてしまう…)。

ジュリア・ロバーツが大会社に挑む子持ちのシングルマザーを演じ「勧善懲悪」のドラマだった事に比べると、本作は一貫して画面もダークブルーのトーンで最後まで大きな盛り上がりはなく、感動のガッツポーズも無し。物足りない印象を受けるかもしれません。

でも大企業を相手に膨大な資料を基に真実を突き詰めていく姿は、ヒーロー然としたスポットの当て方とは違って、「クライアントの依頼に応える」という弁護士の基本姿勢を愚直に守る主人公の生き様そのもの。和解案に応じずあくまで戦う、という依頼人の真意を理解し尊重することからもよくわかります。

主人公の戦いは依頼を受けてから実に20年以上にも及びます。こんな長い戦いが可能だったのは、彼の真摯な人柄もさることながら周囲の協力も大きな要因の一つ。殆ど本件に専念し事務所の業績に貢献も見えないのにクビにしないばかりか、本来大手クライアントとなる企業相手の訴訟にも理解を示す上司。度重なる減給があっても(いろいろ文句は言いつつも)側で支える奥さん。彼らの存在があることで、主人公の控え目ながら真面目で頑固な内面がより浮き彫りとなっていくようです。

本作で主演と製作を兼ねたマーク・ラファロ。先の米大統領選でも積極的にコメントしていたことからもこういった社会派のテーマに関心が深い事は伺えます。今回もモデルとなった弁護士に何度も会い出来るだけ本人に近づけるようにしたそうで、彼の本作への熱量が感じられます。うつむき加減に眉間に皺を寄せる表情は、ゴッドファーザーの時のマーロン・ブランドを彷彿とさせて渋いです。

訴訟は今も継続中らしくモデルの弁護士は今も関与されているとの事ですが、企業名も実名で扱う本作はそれだけ製作する側の本気度が伺えます。依頼人は既に亡くなられていたようですが、モデルの弁護士夫妻や汚染の被害者など何人かは実際に出演されています。

ちなみに本作で訴訟の対象となったPFOAという有害物質は、本訴訟のおかげで、現在ではテフロン加工には使用されていないそうです。フライパン、安心して使えそうですね。