「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」でシリーズ最後の冒険を観る

実はアクションものとか冒険ものはあまり観ないのでシリーズを全部は追えていません。でも今回はハリソン・フォードの頑張りに敬意を表して親子3人で鑑賞しました。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」

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映画.com

時空を超え歴史を変える力を持つ秘宝「運命のダイヤル」を巡り戦った考古学者であり冒険家のインディ(ハリソン・フォード)とナチスの科学者フォラー博士(マッツ・ミケルセン)。数十年後、インディは大学を定年退職し妻とは別居中の一人暮らし。そこへヘレナという女性が現れ運命のダイヤルの話を切り出す。こうして宿敵フォラー博士との戦いが再び始まる。

撮影当時79歳のハリソン・フォード。どこまでスタントを使っているのか。いやでもあんなに走るのは不可能だろうし。馬にも乗っていたし、MIのトム・クルーズみたいに走る列車の屋根の上で格闘もしていたし…

冒頭を始め回想シーンなど若き日のインディが現れるのですが、過去作からの引用ではなく、全て現在のハリソン・フォードが演じた後に顔だけアーカイブデータからのサンプリングと交換したという、最先端技術が使われたのだとか。全く違和感ありませんでした。科学技術の進歩、凄いですね。

ディエイジングで若返ったとは言え、やはりハリソン・フォード、映像技術に頼ることなく、頑張っていたことに違いはありません。

目まぐるしく変わるシーン、空に陸に海に世界を股にかけ活躍する姿はまさに「冒険活劇」そのもの。

今回スピルバーグ監督ではなかったけれど、シリーズの作風をそのままに主人公の「老い」を前面に出しながら大活躍させるというなかなか楽しめる作品でした。

お馴染みのテーマ曲を聴くとファンじゃなくても何だかワクワクしますしね。

敵役のマッツ・ミケルセンも元ナチの学者が似合っていました(何となくファンタビのグリンデルバルドを思い出してしまったけれど)。

あとアントニオ・バンデラスが「親友」役で登場し、あっという間に消えてしまったのも贅沢な演出。あまりの短さに危うく見逃すところでしたが。

映画館ではミッション・インポッシブルの新シリーズ予告編が流れ、相変わらずトム・クルーズが捨て身で演じており、こんなにあちこちでシニアパワーの凄さを見せつけられると、ますます年齢を言い訳にできなくてなってしまいますね。