正しく座っていますか?

退職してからまともにPCの前に座る時間がめっきり少なくなり、特に意識していなかったのですがここ数日ブログだ調べごとだと1時間以上座ったままになることが多くなり、いきなり昨日きました、腰痛。

私のPCは低いPCテーブルに置いてあり、普段はその前に胡座を組んで座っています。在宅勤務中もずっと同じ姿勢でしたが、殆ど腰を痛めることはありませんでした。唯一気をつけていたのが「座り方」。それを忘れてどうも体に負担のかかる姿勢を続けていたようです。改めて意識して座ってみることにしました。

先ず、背骨をまっすぐにするように胡座で座り、おへそを引っ込めるように息をゆっくり吐きます。この時腹筋を使わないで、あくまで呼吸の力だけでおへそを背中の方向へ優しく引くようにします。

筋肉や力を使って無理に姿勢を矯正するのでは無く、吐く息で静かにウェストを細くする感じ。でもお腹をへこめることばかり意識すると前かがみになってしまうので、背筋は伸ばしたまま。背中は固めてしまわずに肩甲骨を下げるイメージで。

慣れてくると私の場合は股関節の部分がフッと緩まるような感覚になって、多分「正しい座り方に近くなってるかな」と思うポイントまできます。

そうは言っても仕事中にそんなことばかり考えている訳にはいかないでしょうから、30分か1時間に一回でも気が付いた時におへそに意識を置いて呼吸をしてみることで随分姿勢が良くなる、と思います。

この座り方はヨガで教わったもの。私は万年ビギナーだったのでこうして書いていても何だかわからない伝え方になってしまいますが、そもそも「座る」って実は難しいんです。

多くの流派があるヨガではそれぞれ様々なポーズを教わると思いますが、このいろいろな体の動きも主な最終目的は「何時間でも瞑想できるくらい座れるように鍛錬する」ことにあるそうです。アクロバティックなポーズに目が奪われがちですが、基本は正しく座ることで、その為に大切な役割を担ってくれるのが「呼吸」なんです。

もうここまで殆どこれまで教わった先生方の「受け売り」(笑)。長年教わっていても「体が変わった」とか「ヨガに救われた」とか他の生徒さんのように思うことは一度もなく、自分にはヨガは向いていなかったのかな、と他にもいろいろ考えるところもありしばらくプラクティスからも遠のいていたのですが、思わぬところで恩恵を受けることに。

前はスタジオに行かない日でもほぼ毎日使っていたヨガマット。仕舞いっぱなしにしていたけれどまた始めましょうかね…

座右の銘」にする事ができるかな…と手を出したけど「咀嚼できないまま」終わってしまったヨガ・スートラ。再読にトライしてみましょう。

書籍『現代人のためのヨーガ・スートラ』 | ガイアブックス(Gaiabooks)