真夏の東京、美術館巡りで娘と二人アートに触れる

暑い最中お休み中の娘と美術館巡りに行きました。あー、暑かった。

1)「イマーシブ・ミュージアム日本橋三井ホールで。

引用:immersive-museum.jp

モネなど印象派の絵画の数々を最新テクノロジーを介し音と映像で体験する「没入型」展覧会。日本初の手法である、という事でネットでも評判だったので楽しみに出かけました。

感想は、ん…一言でいうと微妙。CGを駆使して印象派の有名な絵画だけでなくその時代の風景もミックスさせた形で会場いっぱいに投影し、そこに居るだけで絵画の世界に「没入」する感覚を味わう、というのが本展覧会のテーマ。ではあるのだけど、正直「没入」するのは難しい。

理由として考えられるのは、観客が多く集中できない、全員(映画館のように段差があるわけでは無く)フラットに腰掛ける為視界に他人がどうしても入る、随時入場可の為人の出入りが気になる…と言ったところでしょうか。

展示方法としてはユニーク(絵の中に入り込むような感覚もある)なので一度体験してみるのはいいかもしれません。満足されている方もおられるようなので。コスパ的には少々厳しいかも。

2)自然と人のダイアローグ 国立西洋美術館

パンフレット

引用:国立西洋美術館 nmwa.go.jp

予定外だったのですが、「没入」で消化不良起こしたので(失礼)急遽スタンダードな展覧に。

リニュアールオープン記念なので館内外も見たかったのですが時間の都合上本展覧会のみ観てきました(今度ゆっくり来よう)。

本展はドイツ、フォルフハングとの共同開催。印象派からドイツ・ロマン主義など100点以上が展示されていました。主なところでは、ゴッホ、モネ、リヒター、フリードリヒでしょうか。自然との対話をテーマに幾つかの視点に分けての展示でした。

昔は美術館はほぼ一律撮影禁止でしたが今は展示によっては可能な所も増えてきましたね。

3)蜷川実花 瞬く光の庭 東京都庭園美術館

引用:東京都庭園美術館 teien-art-museum.ne.jp

こちらは絵画ではなく写真の展覧会。コロナ禍に国内外で蜷川氏が撮りためた写真や映像が館内に展示されています。アール・デコ様式の建物の各部屋に合わせた展示となっていて、作品も建物も楽しめるとても贅沢な鑑賞ができます。

作品は彼女のいつもの派手でカラフルな写真もありましたが、どちらかというと淡いパステル調が意外に多く、太陽光と花との調和を撮っていく過程で生まれたものかな、と感じられました。

本美術館は初めてだったのですが、1933年竣工らしく建築だけでなく室内装飾やステンドグラス、家具などとても趣があって美術館そのものも楽しめます(各部屋の展示は撮影禁止でした)。

外には大きなお庭があり木陰でお弁当広げておられる方も。都内にこんな緑豊かで静かな所があるんですね。

館内ではこんな本もありました。東京、まだまだ知らない美術館たくさんあるんですね。また一つ楽しみができて嬉しくなった日でした。

引用:Amazon.co.jp