沖縄の味「ゴーヤチャンプル」は割とテキトーにつくりながらも我が家の定番

沖縄の食べ物としてすっかり定着した感のある「ゴーヤチャンプル」。ゴーヤ又はニガウリと呼ばれる事が多いかと思われますが、実家では「レイシ」と呼んでいました。沖縄では一般に「ゴーヤー」と言いますね。

私が小さい頃は今ほどポピュラーではなく、夏場にちらほら見る程度だったと記憶しています。多分沖縄食品を置いてある店から買っていたんじゃないかなぁ。たまにお弁当に入っていると、「何それ?」と不思議がられたものでした。

母は子供の口には苦いだろうから、と加減してくれるようなデリカシーのある人ではなかったので(笑)、ロクにアク抜きしないしたまに豆腐やお肉の混ざっていない「ゴーヤ」と鰹節のみの炒め物が食卓にあがる事があり、これが子供にとっては結構キツい。

「夏負け(夏バテ)の薬やから食べなさい」が口癖で、絶対残せないのがわかっているので、噛まずにほぼ丸呑みしていました。長い間夏の嫌な思い出でした。。。

大人になって子供を連れて沖縄に旅行するようになって、改めて口にしたゴーヤチャンプル。あの独特の苦さが美味しいというより懐かしいと感じたのですが、意外な事に子供たちを含め家族みんなが平気で食べているのを見て、家でも作るように。

もうどこでもレシピは目にするようになったので今更ですが…

  • ゴーヤは縦半分にわり、中の白いわたをスプーンで綺麗に取り除き、適当な薄さに切る(薄い方が苦味が和らぐようですがウチでは歯ごたえのある方が好みなので4~5mmくらい)
  • ゴーヤに塩少々を振り揉み込んでしばらく置く(10分程度)
  • しんなりしたら塩気を洗い落とし水気を切る
  • フライパンに油をひきゴーヤを炒める(肉を入れる時はこの段階で)
  • 水気を十分に切った豆腐を入れ更に炒める
  • 塩など調味料で味を整える
  • 溶き卵を回しかける
  • 仕上げに鰹節を入れて出来上がり

実家では調味料は塩とうまみ調味料のみ。我が家ではその時々で手に入るもので済ませてます(いい加減でスミマセン)。チャンプルの素みたいな便利な調味料があるのを知ったのは結婚後の事。結構美味しいものですが、無ければ塩と味の素と鰹節でも美味しくできます。

本日はお肉も鰹節も抜き。ウチではこれくらいシンプルが好みのよう。ちなみに沖縄で食べた時はランチョンミートが入っていた事もありそちらの方がレシピとしては主流でしょうか。スパムの缶詰を見るとハーシーのキスチョコと一緒によく沖縄の親戚から送って来られていた事を思い出します。懐かしいな。

今日はこのお塩を使いました。美味しくできたけどなくなっちゃったので次回からは別のお塩を使うかな。