迫力のトップガン

行って来ました!コロナで延びに延びていたトップガン続編!

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前作から30年以上も経つんですね。早いなぁ。映画館で観た記憶がないから多分ビデオかTVで観たのでしょう。正直飛行機がいっぱい出てくる青春映画くらいにしか思いませんでした。トム・クルーズってカッコいいけどすぐ消えそうよね、なんて失礼なことまで言っていたような。ストーリーよりもケニー・ロギンスやベルリンのMTV(あー懐かしい!)での使われ方のほうが目立っていた印象が。

その続編という事でネットなどの評判も一切見ないで観てみましたが、いやぁ凄かった!2時間20分の上映時間の多くが戦闘機シーンなんですがその臨場感が半端ない。TDLのスペース・マウンテンずっと乗っているような、いやもっと飛行機酔いしそうなくらいリアルな感覚。多分ミリタリー系強い人なら興奮するでしょうし、そうでない人でも理屈抜きに楽しめるスピード感。今回パイロット役の俳優は全員厳しい飛行訓練を受けたそうな。非軍人の為操縦はできないものの実際にパイロットの後ろに搭乗して撮影したとの事。だから合成じゃないの?CGじゃないの?と疑うくらいの迫力なんですね。ちなみに海軍戦闘機F-18の一時間当たりの使用料約140万円。どれだけお金かけるんだ。

でも一番感動するのはトム・クルーズが前作から何十年も経った現在の姿で全力でマーヴェリックになりきっているところ。随所に若い頃の写真が映され老いや衰えがハッキリと分かる彼が自分の子供と呼べるくらいの若者達に劣らない操縦を見せる。ミッション・インポッシブルもそうだけどいつも体張ってエンターテイメントを体現しているトム・クルーズ、カッコよすぎるでしょ。

戦闘機を横目に走らせるバイク、滑走路横での授業に教官が登場するシーン、海辺での(前はビーチバレーだったけど)ラグビー、バーでの弾き語り等、オリジナルへのオマージュを感じる場面も。前作を監督した亡きトニー・スコットを偲ぶメッセージも最後に流れるところもジーンと来ます。でもそんな前作を知らなくても十分楽しめる作品。ついでに言うとストーリーも細かいことを言えば「そんな事有り得るの?」とツッコミたくなる点も無いわけではないけれど、もうそんなことはどうでもいいって吹っ切れるくらい楽しませてくれます。

P.S. ただただトム・クルーズ凄いなぁ、と思っていたらミッション・インポッシブル来年公開するそうです。何回凄いと言わせる気なんでしょう。もはや超人では。